iPhoneのワイヤレスイヤホンには、たくさんの種類があり、どのワイヤレスイヤホンがiPhoneと相性が良いのか気になっている方も多いですよね。
高価な純正のワイヤレスイヤホン以外にも、iPhoneと合うコスパの良いワイヤレスイヤホンはたくさんあります。
この記事では、iPhoneと相性が良いワイヤレスイヤホンの特徴やiPhoneの純正ワイヤレスイヤホンについて解説していきます。
また、iPhoneに合うコスパの良いワイヤレスイヤホンの選び方や、初心者向けのiPhoneと相性が良いコスパ抜群なワイヤレスイヤホンについても紹介します。
iPhoneと相性が良いワイヤレスイヤホンの特長
iPhoneと相性が良いワイヤレスイヤホンの特徴は、主に以下の2つです。
- 「Bluetooth5.0」仕様以上
- コーデックがAACに対応している
「Bluetooth 5.0」仕様以上
iPhoneに限ったことではありませんが、Bluetoothのバージョンは、5.0以上のものが望ましいです。
Bluetoothのバージョンが音質に影響することはありませんが、音のズレやバッテリー持ちに影響してきます。
基本的にBluetoothのバージョンが新しいほど音のズレが少なくなり、バッテリー持ちが良くなります。
最近のワイヤレスイヤホンは、ほとんど「Blutooh 5.0」以上に対応しているため、そこまで気にする必要はないかもしれません。
しかし、iPhone 7/7 PlusやiPhone 6/6 Plusは「Bluetooth 4.2」での接続が限界で、それよりも前のiPhoneでは「Bluetooth 4.0」での接続が限界です。
「Bluetooth 5.0」以上のワイヤレスイヤホンを使っていても、iPhone側のスペックに合わせて接続されてしまいます。
古いバージョンでBluetooth接続が行なわれた場合、わざわざ「Bluetooth 5.0」以上に対応しているワイヤレスイヤホンを選ぶ必要がなくなります。
コーデックがAACに対応している
コーデックがAACに対応しているワイヤレスイヤホンは、iPhoneと相性が良いです。
コーデックとは、Bluetoothで音のデータを転送する際の圧縮形式のことで音のズレや音質等に影響します。
iPhoneはSBCとAACの2つのコーデックに対応していますが、AACコーデックの方が上位規格です。
そのため、AACコーデックを選んだ方が高音質になり、音のズレも軽減できます。
iPhoneの純正ワイヤレスイヤホン
Appleから販売されているiPhoneの純正ワイヤレスイヤホンは、Apple AirPods ProとApple AirPodsです。
Apple AirPods Pro
Apple AirPods Proの価格は、30,580円(税込)です。
AirPods Proは、高性能なノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホンです。
周囲が騒がしい場所でもノイズを低減してくれるアクティブノイズキャンセリングを採用しており、どんな場所でも音楽に集中できます。
また、ワイヤレスイヤホンを付けたまま周囲の音を聞ける外部音取り込みモードも搭載されています。
ワイヤレスイヤホンを付けていても周囲の状況を把握できるため、安全にワイヤレスイヤホンを使えます。
AirPods Proの軸部分には、感圧センサーが取り付けられており、スマートフォンを取り出すことなく、耳元で音楽再生や通話の操作ができます。
MagSafe充電ケースを使うことで、バッテリー駆動時間は24時間以上になるため、バッテリー残量を気にする必要がありません。
また、急速充電にも対応しており、5分の充電で最大1時間まで使用できます。
そのため、バッテリー残量が少ないまま外出してもバッテリー切れを気にせず使えます。
Apple AirPods(第3世代)
Apple AirPods(第3世代)の価格は、23,800円(税込)です。
AirPodsは、新たな空間オーディオを実現し、実際に目の前で演奏されているかのような立体的な音質を楽しめます。
Apple独自のダイナミックドライバーと、パワフルなカスタムアンプがクリアな高音や深みのある重低音での音楽再生を可能にします。
AirPods Proと同様に、感圧センサーが取り付けられており、スマートフォンを取り出すことなく、耳元で音楽再生や通話の操作ができます。
左右のマイクはアコースティックメッシュで覆われているため、風の音が低減され、通話中に自分の音声はしっかり相手に伝えられます。
MagSafe充電ケースを使うことで、バッテリー駆動時間は最大で30時間になるため、1日中使えます。
また、AirPods Proと同様に急速充電にも対応しています。
2組のAirPodsで音声を共有できるオーディオ共有にも対応しているため、カップルや友人と一緒に映画などを楽しめます。
iPhoneに合うコスパの良いワイヤレスイヤホンの選び方
iPhoneには、もちろん純正のAirPods ProやAir Podsがおすすめですが、価格が2〜3万円と高いです。
イヤホンにそこまでのお金をかけたくないと考えている方は多いと思います。
高価な純正ワイヤレスイヤホン以外にも、iPhoneと合うコスパの良いワイヤレスイヤホンはたくさんあります。
「純正ワイヤレスイヤホン以外となると数が多くて選ぶのが大変」という方のために、コスパの良いワイヤレスイヤホンの選び方をポイントを抑えながら解説します。
音質
安価なワイヤレスイヤホンは、音質が良くないというイメージを持っている方も多いですが、最近のワイヤレスイヤホンは、有線イヤホンにも劣らない高音質のものが多いです。
安価なワイヤレスイヤホンでも大手メーカーのものであれば、音の解像度が高くどの音域もよく音がなるため、安価なワイヤレスイヤホンでも申し分ありません。
気をつけるべきポイントは、コーデックのみです。
AAC対応のワイヤレスイヤホンを選びましょう。
aptXという高音質コーデックもありますが、aptXはiPhone非対応であるため注意が必要です。
連続再生時間
ワイヤレスイヤホンは、有線のイヤホンと違い、充電して使用するため、自分の用途にあった連続再生時間のワイヤレスイヤホンを選ぶことが重要です。
連続再生時間のおおまかな目安
通勤通学などの移動中に使用する | 約4-5時間 |
移動中+自宅での音楽・映画鑑賞に使用する | 約7-8時間 |
仕事などでほぼ1日中使用する | 約10時間以上 |
上記の目安を参考にしてワイヤレスイヤホンを選ぶことで、使用中のバッテリー切れを防げます。
接続の安定性
コスパの良いワイヤレスイヤホンを選ぶ際には、音ズレや音飛びしにくいものを選ぶことが大切です。
接続の安定性は、Bluetoothのバージョンで判断できます。
Bluetoothのバージョンは、5.0以上のものが望ましいですが、iPhone8よりも前のiPhoneを使っている人の場合は、無理に「Blutooh 5.0」以上に対応しているワイヤレスイヤホンを買う必要はありません。
Bluetoothバージョン選び方
iPhone8以降の場合 | 「Bluetooth5.0」以上 |
iPhone6~7の場合 | 「Bluetooth4.2」以上 |
iPhone5の場合 | 「Bluetooth4.0」以上 |
iPhoneに合ったBluetoothバージョンを選ぶことで、音ズレや音飛びしにくい安定した状態で音楽を楽しめます。
また、ワイヤレスイヤホン購入にかかる費用を抑えることができます。
【初心者向け】iPhoneと相性の良いコスパ抜群なワイヤレスイヤホン10選
AirPods ProやAir Podsのような純正ワイヤレスイヤホンを買わずともiPhoneと相性の良いコスパ抜群なワイヤレスイヤホンは、たくさんあります。
ZEENY Zeeny Lights HD
価格(税込) | 6,600円 |
イヤホンタイプ | 完全ワイヤレス |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.0 |
対応コーデック | SBC/AAC/aptX |
連続再生時間 | 8時間 |
重量(ケース込み) | 約41g |
ノイズキャンセリング | × |
外音取り込み | × |
Zeeny Lights HDは、低価格ながらも機能性が充実しています。
音声通知機能を搭載しており、メールやメッセージの内容を読み上げてくれます。
また、ワイヤレス充電に対応しているため、ワイヤレス充電器を用意することで、ケースを載せるだけで簡単に充電できます。
NOBLE Audio FALCON
価格(税込) | 11,646円 |
イヤホンタイプ | 完全ワイヤレス |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.0 |
対応コーデック | SBC/AAC/aptX |
FALCONは、新構造のドライバーユニットを採用しているため、クリアなサウンドを楽しめます。
また、IPX7の防水機能を備えており、野外での急な雨やスポーツ時の汗を心配する必要がありません。
AVIOT TE-D01t
価格(税込) | 10,890円 |
イヤホンタイプ | 完全ワイヤレス |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.2 |
対応コーデック | SBC/AAC |
TE-D01tには、片耳モードが搭載されており、片方のイヤホンの電源を切るか充電ケースに収納することで、イヤホン片側のみでも使用可能です。
また、連続再生時間が18時間とバッテリーが長持ちします。
ワイヤレス充電にも対応しており、機能性が充実していて、非常にコスパの良いワイヤレスイヤホンです。
SONY WI-C310
価格(税込) | 4,840円 |
イヤホンタイプ | 左右一体型 |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.0 |
対応コーデック | SBC/AAC |
WI-C310は、リーズナブルな価格でありながら、連続再生時間が15時間とかなり長く、ハンズフリー通話にも対応するなど機能性に優れています。
音質も価格以上で、クリアな高域としっかりと聞き応えのある中低域を楽しめます。
しかし、防水機能がないため、スポーツ時に使いたい方にはあまりおすすめできません。
JABRA Elite 65T
価格(税込) | 7,400円 |
イヤホンタイプ | 完全ワイヤレス |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.0 |
対応コーデック | SBC/AAC |
Elite 65Tは、4-マイクテクノロジーを採用しており、騒がしい環境では周囲の雑音を低減してくれ、音楽に集中できます。
ワンタッチで外音取り込み機能であるヒアスルーに切り替えることが可能です。
また、専用のアプリを使用することで、音質を自分好みにカスタマイズできて、自由自在に音質を楽しめます。
SONY WF-H800
価格(税込) | 12,870円 |
イヤホンタイプ | 完全ワイヤレス |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.0 |
対応コーデック | SBC/AAC |
WF-H800は、GoogleアシスタントやAmazon Alexaなどの音声アシスタント機能や装着検出機能、片側使用など、盛りだくさんの機能を搭載しています。
また、DSEE HXというソニー独自の機能が搭載されており、擬似的ながら通常音源をハイレゾ級の音源までアップグレードしてくれるため、ワイヤレスイヤホンでも高音質を楽しめます。
しかし、防水機能がないため、スポーツ時に使いたい方にはあまりおすすめできません。
Anker Soundcore Life P3
価格(税込) | 8,990円 |
イヤホンタイプ | 完全ワイヤレス |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.0 |
対応コーデック | SBC/AAC |
カラーバリエーションが豊富で、ブラック、コーラルレッド、オフホワイト、ライトブルー、ネイビーの5色が展開されています。
また、ゲーミングモードを使うことで、ゲームプレイ中に臨場感のあるサウンドを再生してくれます。
さらに、イヤホン探索機能が搭載されており、専用のアプリからイヤホンをならすことでイヤホンの位置を把握できます。
ワイヤレスイヤホンには紛失しやすいという欠点がありますが、この機能があれば、うっかりワイヤレスイヤホンをなくしてしまっても安心です。
SOL REPUBLIC SOL SHADOW FUSION
価格(税込) | 9,344円 |
イヤホンタイプ | 左右一体型 |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.0 |
対応コーデック | SBC/AAC/aptX/aptX LL |
SHADOW FUSIONは、ネックバンドが柔らかめで、装着時に不快感がなく、ずれにくいので、体を動かす作業中やスポーツ時の使用にも向いています。
IPX5の防水機能が付いているため、雨やスポーツ時の汗を気にせず使用できます。
また、ファブリック素材を使用しており、スタイリッシュなデザインに仕上げられていて、デザイン性に優れています。
音質の傾向は中音域よりで、柔らかな音質で聞きやすいです。
Beats by Dr.Dre Powerbeats Pro
価格(税込) | 15,020円 |
イヤホンタイプ | 完全ワイヤレス |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.0 |
対応コーデック | SBC/AAC |
Powerbeats Proは、イヤーフックを搭載しているため、ぴったりと耳に装着できて、スポーツ時でも安心して使えます。
また、Apple製のチップが組み込まれているため、iPhoneとの相性の良さは抜群です。
音質のレベルは、完全ワイヤレスイヤホンの中でもかなり高く、輪郭がはっきりとしたクリアな音が特徴です。
audio-technica ATH-ANC400BT
価格(税込) | 14,763円 |
イヤホンタイプ | 左右一体型 |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.0 |
対応コーデック | SBC/AAC/aptX/aptX HD |
ATH-ANC400BTは、連続再生時間が20時間と圧倒的なバッテリー性能を持っています。
有線接続も可能であるため、バッテリー切れを心配する必要は一切ありません。
音質に関しては、ホワイトノイズや耳の詰まる感触が非常に少なく、音域層が幅広くて聞き疲れしません。
自分の用途に合ったiPhone向けワイヤレスイヤホンを選ぼう!
今回は、iPhoneと相性が良いワイヤレスイヤホンの特徴、iPhoneの純正ワイヤレスイヤホン、iPhoneにおすすめのワイヤレスイヤホンを解説しました。
高価な純正ワイヤレスイヤホン以外にも、iPhoneと合うコスパの良いワイヤレスイヤホンはたくさんあります。
ポイントを抑えることで、自分に合ったワイヤレスイヤホンを見つけられるはずです。
この記事を参考にして、自分にぴったりのワイヤレスイヤホンを見つけてみてください。