スマホを急いで充電したいときに困るのが、スマホの低速充電です。低速充電になると、本来の数分の1のスピードでしか充電できなくなります。そこで本記事では、スマホの急速充電の解除方法や隠れたメリットについてまとめました。スマホの低速充電で悩んでいる方必見です。
スマホの低速充電とは?
スマホの低速充電とは、その名の通りスマホの充電速度が低下してしまうことです。充電速度が低下する原因は、スマホに送られてくる電力が通常よりも少ないことにあります。
充電速度が低下するので、充電完了までに何倍もの時間を要します。スマホに送られてくる電力が半分になれば充電に要する時間は倍になり、電力が10分の1になれば充電に要する時間は10倍になるのです。
急いで充電したいときに「低速充電」になってしまうと非常に困りますよね。
実は、低速充電になるのには原因があります。事前に低速充電になってしまう原因を確認して、低速充電になることを防ぎましょう。
スマホが低速充電になる5つの原因と解除方法
スマホが低速充電になる原因は大きく5つあります。
- ACアダプタが急速充電に対応していない
- USB変換器の使用
- ケーブルの最大出力数が足りない
- バッテリーの劣化
- パソコンで充電している
ACアダプタが急速充電に対応していない
スマホへの電力供給源はACアダプタです。このACアダプタが急速充電に対応していなければ、スマホは低速充電になってしまいます。
しかし、基本的にはどのACアダプタを使用しても急速充電は可能なので、そこまで心配する必要はありません。
ただし、粗悪品を使っている場合は、急速充電に対応していないことも考えられます。
ACアダプタを購入する際は、最低でも5V/2Aに対応しているものを選んでください。できればQQ(Quick Charge)に対応しているACアダプタを選びましょう。
仮に、5V/2Aに対応しているにもかかわらず、スマホが低速充電になってしまう場合には、ACアダプタが故障している可能性があります。その場合は買い替えを検討してください。
USB変換器の使用
これはiPhoneを初めて購入した方によくある、スマホが低速充電になってしまう原因です。
iPhoneはType-Cケーブルに対応しています。Type-CケーブルはApple製品以外では、あまり馴染みがありませんよね。
通常iPhoneを購入した際は、Type-Cケーブルも一緒についてきます。しかし、中古品などで購入してType-Cケーブルがついていなかった場合、USB変換器でこれまで使っていたケーブルをType-Cに変換して使用している方も多いでしょう。
その場合、元のケーブルの最大出力数が小さければ低速充電の原因になってしまいます。解決策としては、Type-Cに対応したケーブルを購入することです。
ケーブルの最大出力数が足りない
スマホの低速充電の原因は、ケーブルにあるかもしれません。ケーブルは使用するスマホによって異なります。
iPhoneであればType-Cケーブル、Androidであればmicro USBケーブルなどです。スマホが低速充電になって原因がわからない場合は、これらのケーブルの最大出力数を確かめてみましょう。
ケーブルの最大出力数が充電時の出力数を下回っていれば、ケーブルの最大出力数でしか充電できません。
スマホを購入した際の付属ケーブルであれば、充電時の出力数を下回ることはありません。つまりケーブルがスマホの低速充電の原因である可能性は、ゼロではありませんが低いです。
バッテリーの劣化
スマホが低速充電になってしまう最大の原因は、バッテリーの劣化です。バッテリーは使えば使うほど機能が低下していきます。
充電速度は低速になり、充電の減りも早くなります。また、充電の際に発熱して最悪の場合は、発火したり爆発してしまうケースも確認されています。
スマホを使用しているだけでバッテリーはどんどん劣化していくので、バッテリーの劣化を防ぐことはできません。
しかし、バッテリーの劣化のスピードを遅くすることはできます。具体的には充電回数を減らすことです。充電が残り90%あるのに充電をしたり、常に充電しながらスマホを使用したりすると、バッテリーの劣化につながります。
「10%以下になるまで充電をしない」「充電するときはスマホを触らない」などのルールを決めておくと、バッテリーの劣化速度を遅くできます。
しかしスマホが好きなときに充電できず、いざというときに不便というデメリットがあります。
パソコンで充電している
パソコンからケーブルを使ってスマホを充電する場合、充電速度は遅くなります。急いでスマホを充電したい場合は、パソコンでの充電はおすすめしません。
また、パソコンからスマホを充電すると、無駄に電力を消費してしまうこともわかっています。そもそもパソコンは充電用に作られたものではありません。
パソコンからケーブルを通して充電するのも、パソコンを充電しつつパソコンからケーブルを通して充電するのも非効率です。
周りにACアダプタがない場合は仕方がありませんが、そうでなければ通常の充電方法で充電しましょう。
スマホが低速充電中か確認する方法
スマホが低速充電中か確認する方法は簡単です。スマホが低速充電になっているときは、スマホ画面に「低速充電中」と表示されます。
しかし、場合によっては明らかに充電速度が遅いのに「低速充電中」と表示されないこともあるでしょう。そんなときに使えるのが「電圧/電流チェッカー」です。
この機器を使えば、どのくらいの電力がスマホに供給されているのかを調べることができます。この時に5Wを下回っていたら低速充電といえるでしょう。
スマホの低速充電にはメリットも?
スマホの低速充電は、充電速度が遅くてスマホが必要なときに困るなど、デメリットばかりに目が行きがちです。しかし、スマホの低速充電にはメリットもあります。
バッテリーが劣化しづらい
スマホの低速充電は、バッテリーが劣化しづらいです。なぜなら低速充電によってバッテリーに負担がかからないからです。
つまり「急にスマホが必要になる状況」があまり発生しない方にとっては、低速充電でも問題ありません。
1日スマホを使って、寝ている間に低速充電でスマホを充電すれば生活にも支障はありませんよね。
スマホ充電の悩みはモバイルバッテリーが解決
今やスマホは24時間肌身離さず持っているものです。スマホに何か支障があると、常に気にかかってしまってストレスになりますよね。
特に充電にトラブルがあってスマホの充電が切れてしまい使えないとなると、生活のあらゆる場面に支障をきたします。
そこでおすすめなのがモバイルバッテリーです。
モバイルバッテリーを持ち歩いていれば、スマホの充電切れに悩まされる心配はありません。モバイルバッテリーは小型なので、持ち運び可能ですし、移動したりスマホを使いながらの充電も可能です。
モバイルバッテリーをまだ持っていない方は、モバイルバッテリーの購入も検討してみましょう。
モバイルバッテリーシェアリングという選択肢もあり
また最近は、モバイルバッテリーシェアリングというサービスもおすすめです。
モバイルバッテリーシェアリングとは
モバイルバッテリーシェアリングとは、駅やコンビニなどの専用端末に設置されたモバイルバッテリーを好きなときにレンタルできるサービスです。
モバイルバッテリーをレンタルして、充電が完了したら、機器設置店舗どこでも返却できます。わざわざ借りた場所に返却しに行く必要はありません。
- 出先で急に充電が必要になったとき
- モバイルバッテリーを忘れたとき
- モバイルバッテリーを常に持ち歩くのが面倒なとき
におすすめのサービスです。
スマホ充電の悩みから開放されて快適に過ごそう!
スマホは今や24時間手放せないものです。スマホの充電に関して悩みがあると、一日中モヤモヤしてしまうこともあるでしょう。
本記事で解説したことを参考にすれば、スマホの低速充電に関する悩みは解決できるはずです。
充電方法を変えたり、ケーブルを1本購入するだけで悩みは解決できるので、ぜひ今日から試してみてください。