スマホを扱わない日はない現代、モバイルバッテリーはもはや生活に欠かせないアイテムです。しかしモバイルバッテリーは故障が多く、急に充電できなくなることもあるでしょう。そこで本記事では、モバイルバッテリーが充電できない原因や、モバイルバッテリーを長く使うための方法について解説します。
モバイルバッテリーが充電できない5つの原因
モバイルバッテリーが充電できなくなる原因は、5つあります。
モバイルバッテリーの寿命
モバイルバッテリーが充電できないとき、まず考えられる原因は、モバイルバッテリーの寿命です。
モバイルバッテリーのみならず、バッテリー製品は使用するたびにバッテリーが劣化していきます。バッテリーは徐々に劣化し、最終的には充電ができません。
充電できる回数は、使用環境や製品のスペックにもよりますが、多くても500回程度です。つまりモバイルバッテリーは、どんなに丁寧に使っていても、2〜3年程度で寿命がきてしまいます。
モバイルバッテリーが充電できない原因が寿命の場合は、モバイルバッテリーを買い換えましょう。
ケーブルの断線
モバイルバッテリーとスマホを繋ぐケーブルの断線も、モバイルバッテリーが充電できなくなる原因のひとつです。
モバイルバッテリーは正常に起動しているにもかかわらず、モバイルバッテリーからスマホへの充電が正常に行われない場合は、ケーブルの断線を疑いましょう。
断線は見た目で分かることもありますが、ケーブル内部で断線している場合は、見た目では確認できません。
ケーブルの断線が原因と考えられる場合は、新しいケーブルを購入しましょう。新しいケーブルを購入する際は、使用している端末に対応しているケーブルを購入してください。
出力電力が不十分
モバイルバッテリーによって、出力電力の限界があります。
買ったばかりのモバイルバッテリーにもかかわらずスマホを充電できない場合は、モバイルバッテリーの出力電力がスマホ充電に必要な電力を下回っている可能性があります。
モバイルバッテリーを購入する際に、どんな機器を充電できるのか、パッケージを見て事前に確認することで、この問題を回避することが可能です。
ノートパソコンをモバイルバッテリーで充電する際にも、同様の問題が起こりやすいので注意しましょう。
接続不良
モバイルバッテリーとケーブル、もしくはスマホとケーブルが接続不良を起こすことがあります。接続不良の場合は、接続し直すことで充電できるようになることがほとんどです。
しかし何度も接続不良が起こる場合は、どこで接続不良が起こっているのか確認し、機器を買い直すことをおすすめします。
スマホ本体の原因
スマホのバッテリーに異常がある場合も、うまく充電ができません。スマホのバッテリーに起こり得る異常としては、発熱やバッテリーの膨張などです。
スマホバッテリーの異常は危険で、最悪の場合、発火や爆発の危険があります。実際に発火や爆発による事故も起きています。スマホのバッテリーに異常がある場合は、使用をすぐに停止しましょう。
モバイルバッテリーを長く使うための4つの対処法
モバイルバッテリーを長く使うための対処法を4つ紹介します。
充電が完了した状態で放置しない
スマホの充電が完了したにもかかわらず、ケーブルを挿して充電を続けるとバッテリーが劣化します。モバイルバッテリー自体を充電するときも同様です。
モバイルバッテリーもスマホも、充電が完了したらケーブルとの接続を切りましょう。
充電中は端末を操作しない
充電をしながらスマホを操作すると、スマホにもモバイルバッテリーにも負荷がかかります。なぜなら充電時の熱と、スマホ使用による熱が同時に発生するからです。
特にスマホと薄型モバイルバッテリーを重ねて使うと熱がこもります。充電中もスマホを触りたい気持ちはわかりますが、なるべく充電が完了するまでは、スマホを触らないようにしましょう。
バッテリーは空にしない
モバイルバッテリーを残量ゼロのまま放置すると、バッテリーが劣化します。これは過放電という現象が原因です。
最終的には、モバイルバッテリーが全く使えなくなってしまいます。何年も放置した古い携帯電話やスマホを久しぶりに起動しようとして充電しても、充電されないのと同じです。
モバイルバッテリーは充電ゼロのまま放置しないようにしましょう。
保管場所に注意
モバイルバッテリーに使用されているリチウムイオンバッテリーは、温度変化に弱いです。とくきに極端な高温と低温に弱いことを知っておきましょう。
真夏に車の中や直射日光が当たる場所に放置したり、冬に外に放置したりするとバッテリーが劣化してしまいます。
普段から気をつけるのはもちろんのこと、キャンプやハイキングのときにはとくに注意しましょう。
モバイルバッテリーは消耗品!買い換えるべきタイミングは?
モバイルバッテリーには寿命があるので、どんなに丁寧に使ってもいずれは買い換えなければなりません。
そこで、モバイルバッテリーを買い換えるべきタイミングを3つご紹介します。
充電に時間がかかったりバッテリーの減りが早くなったとき
バッテリーの充電に時間がかかったり、バッテリーの減りが早くなったりするということは、バッテリーが劣化しているということです。このまま使い続けるといずれ充電ができなくなるでしょう。
もう少し使い続けることもできますが、このまま使い続けても不便なので、早めの買い換えをおすすめします。
過度に発熱するようになったとき
モバイルバッテリーが過度に発熱するようになったときは、早急にモバイルバッテリーを買い換えましょう。モバイルバッテリーの発熱は、発火や爆発などの事故の原因になります。
実際にモバイルバッテリーが電車や飛行機の中で、発火したり爆発したりする事故が起こっています。
発火や爆発は危険で、場合によっては怪我にも繋がるので、モバイルバッテリーに発熱の異常が見られるようになったときは、早急にモバイルバッテリーを買い換えてください。
一定回数以上使用したとき
モバイルバッテリーには寿命があると解説しました。モバイルバッテリーを一定回数以上使用したときも、買い替えのタイミングです。
ただしモバイルバッテリーを何回使ったか、毎回数えるわけにもいきません。モバイルバッテリーを繰り返し使用して寿命に近づくと、充電速度が遅くなったり、モバイルバッテリーの充電の減りが速くなったりするなど、何らかの異常が現れるでしょう。
また異常が出なくても、何年も使っていれば突然故障してしまうことも考えられます。予備でもう一つモバイルバッテリーを事前に購入しておきましょう。
最近はモバイルバッテリーシェアリングがおすすめ
モバイルバッテリーには、劣化や故障のリスクに加えて、毎日持ち歩くのが面倒というデメリットがあります。
そこでおすすめなのが、モバイルバッテリーシェアリングです。
モバイルバッテリーシェアリングとは?
モバイルバッテリーシェアリングとはその名の通り、モバイルバッテリーを好きなときにレンタルできるサービスです。
都市部を中心に、最近広がりを見せています。モバイルバッテリーシェアリングを利用すれば、モバイルバッテリーを持ち歩く必要はありません。充電が必要なときに、近くの駅やコンビニでモバイルバッテリーをレンタルできます。
モバイルバッテリーは正しく安全に使おう!
モバイルバッテリーが充電できない原因は大きく5つあります。
モバイルバッテリーを長持ちさせる方法もありますが、劣化によりいずれ使えなくなってしまうのが現状です。その度に買い換えるのは面倒ですし、お金もかかりますよね。
もし近くにモバイルバッテリーシェアリングサービスがあれば、ぜひ利用してみてください。身軽で好きなときに低価格で充電できて便利ですよ。