スマホの充電中にランプが点灯・点滅することがあります。見覚えのない色のランプで戸惑う人もいるかもしれません。このランプの色、発光の仕方は、機種によって意味合いが異なります。今回は代表的ないくつかの機種について、充電中に光っているランプの意味を解説します。
ランプの意味は機種によって違う
まず大切なことですが、発光ランプの意味は機種によって異なります。
ランプが点いていれば正常に充電できている機種と、ランプが点灯していなければ正常に充電できている機種が混在しているのです。自分が持っている機種のランプの意味を確認しておきましょう。
iPhoneは充電中に光らない
iPhoneシリーズには、充電中にランプが点灯する機能はありません。
iPhoneが充電できているかどうかは、ホーム画面右上のバッテリーマークに、雷のマークが追加されているかどうかで判別します。
もしiPhone充電中にランプが点いている場合、懐中電灯機能が誤って作動している可能性がありますので、確認してみてください。
AQUOSは赤点滅だと充電エラー
AQOUSは、正常に充電できているときには赤、もしくは緑色のランプが点灯しています。緑色の場合は電池残量が95%以上となっており、充電がほぼ完了している状態と捉えることができるのです。
赤色の点滅が起きている場合は充電エラーとなっており、コネクタの接続不良など何らかのトラブルで給電できていないことを示しています。
Xperiaは点滅していれば充電中
Xperiaは正常に充電できている際は、赤、オレンジ、もしくは緑の点灯となります。緑のランプが点灯している際は電池残量90%以上となっており、ほぼ充電が完了したというサインです。
Xperiaは接続エラー時のランプ作動がなく、ランプが光っていなければ充電できていない状態と捉えることができます。
また赤ランプの点滅は、電池残量が14%以下であるということです。充電した際にこの点滅が点灯に変化しなければ、うまく充電できていないことが分かります。
HTCはランプが点いているかチェック
HTCは充電中、赤色に通知ランプが点灯します。ランプが緑色に変化したら充電完了です。
HTCでは他の機種よりも、頻繁に充電不良が発生することもあるという報告があります。ひとまずは下記でご紹介する、『充電がうまくいかないときには』の項目をチェックし、試してみてくださいね。
asusは充電できていると赤点灯
asusの機種では、バッテリー充電中は赤、またはオレンジにランプが点灯し、充電が完了すると緑に色が変わります。
ローバッテリー状態になった場合、赤色点滅する機種もありますが、すべてのasus機種がそうなる仕様ではないようです。
充電ができていないかもと思ったら
ここで紹介した機種以外にも、国内で流通している機種は複数あります。コンセントにつないで少し経過した後にも電池残量が増えていない場合は、充電がうまく行っていない可能性が高いです。
電源やプラグの抜き差しなどを行っても改善が見込めない場合は、近くの携帯電話キャリアショップへ持ち込んで相談を行うことをおすすめします。
この際、充電時のランプの点灯について各機種の取扱説明書を確認することも有効です。充電時のエラーが、コネクタ由来なのか、本体由来なのかを判別することができます。
充電がうまくいかないときには
確かに電源につながっているはずなのに充電されない、という場合には、以下のようなことを試してみてください。
コンセントが挿せているか確認
意外にも多いのが、こうした基本的なミスです。コンセントが挿せているか、ケーブルがしっかり繋がっているかを確認しましょう。
一度プラグを抜いて挿し直すと、充電が行われることもあります。目視確認だけではなく、接触不良などの可能性も考えてケーブルが繋がっているかを確認してみてください。
ソケットの汚れ
充電ケーブルと本体の間に、ホコリなどの異物が入り込んでいることがあります。
電気を通さないようなものが間に挟まっていると、充電はうまくいきません。ソケット部が汚れているようであれば、軽く手のひらで叩くなどしてホコリを落としてみましょう。
この際、つまようじなどの細く鋭利なもので引っ掻いて汚れを取ろうとすると、内部構造を傷つけてしまい、本体の故障につながるおそれがあります。
コードが断線している可能性
電源から本体までの経路に異常がない場合、充電コードが断線していることも考えられます。
家に他のケーブルがある場合は、そちらで充電できるかを試してみるのがおすすめです。もし他のケーブルで充電ができるのであれば、本体には問題がないことになります。
機種が極端に古い?
機種が極端に古い場合には、バッテリー自体が弱っていて充電が進まないこともあります。ランプには異常がないのに充電が全然されない、という場合には、もうバッテリーが限界を迎えている可能性も考えられるのです。
もし、同一機種を5年近く使っているような場合だと、そうした確率が高くなります。色々試しても充電がうまくいかないという場合は、新機種の購入検討が必要です。
ローバッテリーに気付かず充電がピンチ!そんなときには
充電ができていると思って外出したものの、実は充電がうまくいっていなくてバッテリーがピンチ、ということもあります。こうしたときには、モバイルバッテリーの貸出サービスが便利です。
機種によってランプの意味が違うので要注意
エラー時にランプが点灯したり点滅したり、あるいは充電時にランプが点灯したり点滅したりと、機種によって決まった表現はありません。
ベストは充電がうまくいっているかどうかを本体画面から確認することです。しかしどうしても毎日のことだと、そこまでの確認は面倒でしょう。
充電エラーが起きる際には電源、ケーブル、本体のいずれかに問題が必ずあります。焦らず、ひとつずつ確認して、どこに問題があるのか探り、解決を目指しましょう。