環境に良くガソリン車と比較して燃費もかなり良いことから、購入する方も増え始めている電気自動車(EV)。
実際に車をそろそろ買い換えようと考えている方の中には、ガソリン車ではなく電気自動車の購入を考えている方も多いのではないでしょうか。
日本では、電気自動車を選択する人は、まだまだ少数派かもしれませんが、最新の車種でも約300万円台で購入できるモデルも存在します。
この記事では、電気自動車の価格・相場についてや、新車・中古車とのモデルの差について具体的に解説します。
読み終えれば、あなたも電気自動車を自分が購入すべきかどうか理解できるようになるので、ぜひ参考までにご一読ください。
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電気自動車の価格はガソリン車に比べてまだまだ高い・・
結論から言えば、電気自動車の価格はガソリン車と比較すると、まだまだ平均的に高いのが現実的です。
温室効果ガス削減に好影響を与えていることから、電気自動車がこれからの世界的な日常車のトレンドになっていくことは間違いありません。
EUでは2035年までに全ての車種でガソリン新車の販売を禁止しているほど。
しかし実際にはガソリン車と比較すると、まだまだ平均的に100~200万円ほど高いケースが多く、なかなか価格的に手が伸ばせない人も多いのも課題とされています。
下がらない原因はリチウムイオン電池
電気自動車の価格がなかなか下がらない理由のひとつとして、リチウムイオン電池の材料調達問題が存在します。
リチウムイオン電池の原料である「リチウム」はレアメタルの一種であり、埋蔵地が南米やオーストラリアなどに偏っているという特徴があります。
遠くから輸送する分、輸送費がかさんでしまい、リチウムイオン電池自体の価格がなかなか安くなっていません。
また生産作業の効率化・低コスト化もまだまだ進んでいるとは言えず、世界的な需要の高まりに対して、対応できていないことも価格高騰の理由のひとつ。
資源調達に関する課題を解決しないことには、電気自動車自体の価格がエンジン車に追いつくのは難しい状況となっています。
将来的には下がっていくことが見込まれる
現状はまだまだ価格が高い状態ではありますが、今後将来的には電気自動車の価格はますます低下していくことが見込まれています。
米国・テスラにおけるエントリーモデル「Model3」は、2021年に日本国内販売価格の値下げを行い、約100万円ほど安い値段で提供を実現。
他社メーカーも驚くほどの値下げを実現できた背景には、テスラではリチウムイオン電池の大量生産を行う「ギガファクトリー」の建設が起因しています。
日本とほど近い中国・上海での「Model3」のギガファクトリーが稼働したことで、今回の国内工場での値下げが実現されました。
テスラ以外にも、独・フォルクスワーゲンも戦略的なバッテリー計画を進めていることを明らかにしており、原価はどんどん値下げの方向に向かってきているようです。
また実際に過去10年間を見ても、電気自動車の価格は確実に手頃になってきていると言えます。
代表的な国産電気自動車の日産リーフは、2010年に発売された初代モデルが24kwhであったのに対し、2019年モデルでは40kwhと大幅に燃費性能がアップ。
にもかかわらず、価格は3~10万円ほどしか価格が上がっておらず、性能が大幅改善しているのに、値段はそこまで大きく変わりません。
電気自動車を新車で費用を抑えて購入するには補助金申請を忘れずに!
電気自動車は、非常に環境に良い影響を与えている車種であるため、新車を購入する際には国・自治体から補助金をもらうことができます。
補助金に関しては、様々な種類が存在しますが、国からもらえる一般的な補助金として有名なのが経産省の「CEV補助金」。
CEV補助金は、補助金額が一充電走行距離によって算出されており、航続距離が長ければ長いほど補助金額は増えます。
補助金額は上限40万円(外部給電機能付きEVなら42万円)となっており、4年または3年の保有義務があるので注意は必要です。
ただ補助金を申請するだけで、本体価格から40万円も減額されるのは嬉しいですよね。
また他にも自治体レベルで、補助金に注力しているところも少なくありません。
例えば東京都では、EVやPHEVの普及に力を入れたいと考えているため、個人のEV購入に対して45万円も補助を行っています。
国の補助金と自治体の補助金は併用できるので、最大85万円も補助金を貰える計算に。
補助金を活用すれば、大幅に電気自動車を安価に購入することもできるので、ぜひ忘れずに申請しましょう。
【2024年】電気自動車の新車価格ランキングTOP5!
ここでは2022年現在、おすすめの電気自動車を安価なものから5つ紹介してみました。
- 日産 リーフ
- プジョー E208
- テスラ Model 3
- ホンダ Honda e
- マツダ MX-30EV
リーズナブルに電気自動車を購入したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
日産 リーフ
価格 | 3,326,400円〜 |
国産電気自動車の先駆者といっても過言ではない「日産リーフ」。
2010年発売の初代モデルから年々改善を続け、現在は最上位モデルの「e+」で62kwhもの電費性能を実現しています。
選ばれ続けてきた歴史が実証しているように、電気自動車としては非常にポピュラーな大衆車なので、初めてEVに乗る方にはおすすめです。
プジョー E208
価格 | 3,899,000円~ |
フランスの自動車メーカーとして知られているプジョーも、電気自動車に力をいれているメーカーのうちの1社。
コンパクトモデルである「E208」は、コンパクトでありながら50kwhもの電費性能を実現しており、航続距離は403kmとガソリン車並み。
価格に関しても、多くの国産電気自動車よりリーズナブルであるため、日本でも愛されている車種でもあるのです。
テスラ Model 3
価格 | 4,400,000円〜 |
米国テスラ社からリリースされているモデルの中で、最も廉価版として販売されているのが「Model3」。
もはや高級車としてもランク付けされている「Model X」「Model S」などの車種とは異なり、400万円代から購入することが可能です。
テスラを安く購入したい方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
ホンダ Honda e
価格 | 4,510,000円〜 |
ホンダから販売されている「Honda e」は、コンパクトなボディに丸みを帯びた可愛らしいデザインを採用しているのが特徴的。
加速による走り心地が問題視されがちなEVにおいて、力強い加速が感じられる「SPORT」モードが搭載されているのも大きな魅力です。
世界のホンダが誇る急発進防止・車線キープ支援などの安全支援システム「Honda SENSING」が装備されているため、安心して運転できます。
マツダ MX-30EV
価格 | 4,510,000円 |
以前からクリーンディーゼル車などの販売に力をいれてきたマツダでは、SUV電気自動車「MX-30EV」が発売されています。
コンパクトカーが多い電気自動車には珍しいSUVモデルであるため、SUVを求めている方にはおすすめのモデル。
安全運転をサポートする機能も充実しており、走り心地の評価も高いことから、SUVファンからも評価されています。
電気自動車が200万円以下で買える!おすすめ中古車2つ
電気自動車はまだまだ車種こそ少ないものの、中古でも購入することが可能です。
主に中古車を購入する際におすすめなのが以下の2車種。
- 日産 リーフ
- 三菱 アイミーブ
電気自動車の黎明期から存在する車種なので、ぜひ検討してみてください。
日産 リーフ
価格帯 | 40万円〜250万円 |
※参考サイト:カーセンサー
モデル全体の販売台数も非常に増加している日産リーフは、中古車も多数存在します。
最新モデルはあまり値段が下がっておらず、200万円以上のものが多かったですが、古くなるにつれて相場も低くなっていきました。
初代モデル(2010年)なら50万円以下で購入できるので、とりあえず電気自動車に乗ってみたい!という方にはおすすめです。
三菱 アイミーブ
価格帯 | 44万円〜160万円 |
※参考サイト:カーセンサー
2020年をもって販売を停止してしまった三菱アイミーブも、中古車販売サイトでは多数ヒットします。
三菱アイミーブは元々の販売価格が非常に安価で、200万円台前半〜販売されていたので、とても安価な値段で中古車も購入可能。
調査したところ、安いもので50万円ほどで販売されているものもあったので、安価に乗りたい方にはおすすめです。
中古で電気自動車を購入するリスク
中古で電気自動車を購入する場合の最大のリスクは、電池の劣化です。
電気自動車は電池によって動いているので、航続距離なども電池によって大きく左右されてしまうという特徴があります。
スマホを2~3年以上利用していると、最初の頃と比べて、充電の減りが早くなってしまったという経験をしたことのある方は多いですよね。
電気自動車も同様で長く乗っていればいるほど、電池が劣化し、満充電の容量が少なくなってしまうことも少なくありません。
中古で購入する場合も、10年以上前の車種は避けて、3〜5年前までのモデルから選択することをおすすめします。
まとめ|電気自動車を購入する際は補助金を忘れずに!
まだまだガソリン車と比較すると、全体的に価格は高いものの、徐々に安くなってきている電気自動車。
先述したような補助金の他にも、減税制度なども含まれているので、ぜひ積極的に活用することをおすすめします。
充電スポットも全国各地に増加しており、今後ますます普及が進んでいくことが予想されるため、早めに電気自動車に乗り換えておくのもひとつの方法です。
お得に費用を抑えて購入できることもあるので、まずは補助金を忘れずに申請してみることをおすすめします。
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