2022年1月28日、AppleがiOS 15.4のβ版の提供を開始しました。
このバージョンアップデートにより、マスクを着用した状態でもFace IDによる顔認証が可能になります。
この記事では、iOS 15.4によって進化したFace IDの特徴を解説していきます。
この記事を読み終えると、iOS 15.4が待ち遠しくなるはずです!
iPhoneのFace ID
iPhone X以降、ほとんどのiPhoneやiPadに搭載されている「Face ID」という機能。
Face IDが搭載されている端末は
iPhoneユーザーにとってはお馴染みの機能かもしれませんが、今一度その機能の全てを確認してみましょう。
Face IDとは
Face IDは、人物の顔を用いた生体認証機能です。
登録したユーザーの顔をiPhoneの画面に向けることで、ロック解除や電子決済の認証を行うことができます。
暗所でも使用することができるなど、生活において役立つ場面が多々あります。
また、以前iPhoneに搭載されていた指紋認証にあった「指が濡れていると認証できない」などの弱点を解決した機能でもありました。
しかしながら昨今の新型コロナウイルスの流行により、Face IDには明確な弱点が生まれました。
それは、「マスク着用時に使用できない」ことです。
機能の特性上、ユーザーの顔全体を認識する必要があるため、マスクを着用している場合はFace IDによる認証が出来ないのです。
また、2021年4月のアップデートにより、連携されているApple Watchを着用している場合に限り、マスクを着用していてもFace IDによる認証が可能になりました。
しかしこの方法では、Face IDに登録してある人物以外でも認証が可能なため、セキュリティの面では不安が残る形となっていました。
それを解決するのが今回のアップデートなのです。
新しいFace ID
iOS 15.4により、Face IDによる認証がさらに進化を遂げました。
「マスク着用時でもFace IDによる認証が可能」になるのです。
従来のFace IDよりも目の周りを重点的に認識することで、マスクを着用していない場合とほとんど変わらない精度で認証することが可能になっています。
このアップデートにより、外出時でもマスクを外さずにFace IDを使用することができるようになり、前述の弱点を克服しました。
その他のアップデート内容
iOS 15.4ではFace ID以外にもアップデートが行われる予定です。
「指ハート」や「妊娠した男性」などの絵文字の追加や、延期が繰り返されていた「ユニバーサルコントロール」の実装などが主な内容となります。
まとめ:情勢に合わせて進化したiOSが待ちきれない!
Face IDをはじめとした様々な機能に進化をもたらすiOS 15.4。
正式リリースが待ち遠しくなった方も多いのではないでしょうか?
今後公開される情報も逃さないようにチェックしていきましょう!
Written by Shimizu.