メルセデス・ベンツから発売され、すでに欧州では高い評価を受けている新型EV「EQS」。
日本でも2022年に発売されると予想されているだけあって、「EQS」に興味を持っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、メルセデス・ベンツにおける最新EV「EQS」について、価格・スペック、メーカーとしての今後の展望など解説しています。
記事を読み終えれば、EQSの価格・発売するタイミングなどが具体的に理解できるので、ぜひ最後までご検討ください。
メルセデス・ベンツ「EQS」とは
EQSは、メルセデスベンツが立ち上げた、電動車に特化したサブブランド「EQ」のSクラスモデルです。
2016年にパリ・モーターショーでEQブランドの立ち上げを発表しEV化への舵を切り、ラグジュアリーセダンとして2021年市場に投入されています。
2021年8月10日欧州で販売を開始、12月にはメルセデスAMG初のEVメルセデスAMG『EQS 53 4MATIC +を欧州市場で発売しています。
EQSはベンツが新開発した電動車向けアーキテクチャEVAを最初に導入したEVで、EQSに続く4車種のEVの技術基盤を提供することになっています。
技術もさることながら、Sクラスのラグジュアリーさを備えたEQSの存在は、ますます目が離せないでしょう。
メルセデス・ベンツ「EQS」の特徴(サイズ/内装など)
車体サイズ(全長/全幅/全高) | 5216/1926/1512 mm | 5216/1926/1512 mm |
0-100km/h 加速 | 6.2秒 | 4.3秒 |
最高速度 | 210km/h | 210km/h |
バッテリー容量 | 107.8kwh | 107.8kwh |
航続距離 | 770km | – |
価格 | 約1,380万円 | 約1760万円 |
ダッシュボードにこだわり
ダッシュボード全幅に広がる「MBUXハイパースクリーン」を採用し、多くのデザインをデジタル化しています。
3枚の画面が一つの巨大スクリーンのように見え、カメラで運転手の視線を検知し助手席の画面を見ていると判断されると、安全確保のため画面が薄暗くなる設定になっています。
100km/hまでの加速「4.3秒」
欧州で2グレード:2WD(後輪駆動)の「EQS450+」と4WD(全輪駆動)の「EQS580 4MATIC+」が設定されています。
EQS580 4MATIC+は0~100km/h加速が4.3秒、最高速度210km/h(リミッター作動)となっています。
蓄電容量107.8kWh
航続距離は770km(WLTP ※EPA換算推計値=約687km)。
急速充電ステーションでは15分以内に300km走行に必要な電気を蓄電できるようになっています。
価格
EQS450+のドイツ本国でのベース価格は、10万6374.10ユーロ(約1380万円)、EQS580 4MATICの価格は13万5529.10ユーロ(約1760万円)。
米国での販売価格についてはガソリンエンジン搭載のSクラスより(約95万円)低く設定となっています。北米でのEV市場で成功するための戦略として進めています。
メルセデス・ベンツ「EQS」の日本発売日は?
EQSは2022年に日本でも発売する予定とされており、価格についてはエンジン車のSクラス同等の1000万円前後になる予定です。
現在、日本で発売されているメルセデスベンツのEV車は、2019年に投入された「EQC」で価格は895万円であるため、。
メルセデス・ベンツの今後の展望
「Ambition2039」で「2030年代前半までに販売する自動車の半分をEV車にする」としています。
高速道路などを60km/h以下での走行時に、車の運転を任せられる自動運転ができるよう、2022年前半にはドイツで進めていく方針です。
さらに、
- 工場に太陽光発電システムの導入
- 車両用バッテリーの再利用による低置き型蓄電池の接続
- バッテリーの製造のカーボンニュートラル化
を進め2039年までに自動車生産のカーボンニュートラル化を目指すとしています。
ベンツのEV化に向けた取り組みはますます目が離せませんね。
まとめ | あくなき追求を続けるEQSの魅力
性能とラグジュアリーさを追求したEQSブランド。
EQSのこだわりは、航続距離770km、100kmまでの加速度が4.3秒、そして内装にはダッシュボード全幅に広がる「MBUXハイパースクリーン」などです。
カーボンニュートラル化を目指し時代の先駆者として進み続けるベンツSクラスEV車「EQS」の発売が待ち遠しいですね。