この記事では、中国の電気自動車メーカー「Xpeng」から発売されている電気自動車(EV)を一覧で紹介するとともに、現況や今後の展望などについて解説します。
読み終えれば、「Xpeng」の電気自動車(EV)は今後どうなっていくのか理解できるので、ぜひ参考にしてみてください。
Xpengの電気自動車(EV)における現況
中国EVメーカーXpengの設立は2014年。6年後の2020年にはすでにニューヨーク証券取引所に上場しています。
2021年11月の新車販売台数では、EV激戦市場の中国国内で1位を獲得。
高い技術力を備え2021年4月に予約注文を開始している最新モデル「P5」は、一般道路でもナビゲーションガイドパイロットを実現する予定となっています。
また数年後には、自動運転レベル4を目指しており、エリアは限定されますが、運転手が運転しない段階まで到達すると言われています。
Xpengの電気自動車(EV)一覧
2021年12月現在、Xpengから発売されている車種は、次の2車種です。
あわせて、今後発売予定の「P5」もご紹介します。
G3 スタンダード | P7 スタンダード | P5 | |
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画像 | |||
現行生産 | ◯ | ◯ | × |
販売年 | 2018年 | 2020年 | 2022年予定 |
販売価格 | 248万円〜 | 392万円〜 | 273万円〜 |
バッテリー容量 | 55.9kwh | 70.8kwh | 55.9kwh |
航続距離 | 460km | 586km | 460km |
電費 | 約8.2km | 約8.2km | 約8.2km |
急速・普通 | 急速 ◯ 普通 ◯ | 急速 ◯ 普通 ◯ | 急速 ◯ 普通 ◯ |
G3
Xpengが最初に発売したEVのコンパクトSUV車。
大きなフロントガラスが上方まで伸び、広い視界を作っています。
ハイスペックタイプにはコブにカメラが備え付けられており、走行中の風景や外に出ての写真撮影などもできるのが特徴です。
P7
4ドア・スポーツセダンEV車「P7」。
「X piilot」と呼ばれるレベル3自動運転システムを搭載しており、高速道路での自律自動運転が可能で、車の監視レーダーの検出距離は200mで霧や雨なども見通すことができます。
P5
Xpeng最新のEV車で都市部で機能する運転技術を搭載した、最初のEVになると言われています。
2022年に欧州エリアに販売を拡大する戦略をリードするモデルの1つになっています。
Xpengの電気自動車(EV)の今後の展望・戦略
2022年にはヨーロッパへの進出を計画しており、具体的にはスウェーデン・デンマーク・オランダを予定しています。
先日10月24日最新テクノロジーを披露する第3回Tech Dayが行われ、社運をかけた最新自動運転技術「Xpilot4.0」の開発を発表しました。
あらゆる条件においても自動運転が実現できるもので、2023年の導入が期待されています。
またEV車においてはインフラも重要であり、高速充電の発表もされました。
5分で200kmの航続距離が実現できる急速充電器の開発であり、10%の電気残量を80%にするのに、たったの12分でできるものです。
他にも2024年までにプロペラを搭載した、次世代の空飛ぶEV車の開発が公表され、日本円で約1780万円以下を想定しているとのことです。
空を飛ぶ車の開発が行われていますが、運転するには免許・フライトルートなど、様々な規制が出てくるのは間違いないでしょう。
最新技術を先行して進めるXpengの動向に、これからも目が離せません。
まとめ|Xpengの電気自動車(EV)は今後に期待!
最新自動運転技術Xpilot4.0が実現できれば、高速・一般道でも特定の条件下でなら自動運転が実現できます。
また手に取りやすい価格帯で、EV車を市場に投下しているのもXpengの特徴。
EV市場において安価なもので400〜600万円/台が平均相場の中、200〜300万円台と車体価格が非常にリーズナブルです。
価格もさることながら、技術を兼ね備えたXpengの日本進出など今後の展開に注目しましょう。