トヨタ自動車が展開している高級車ブランド「レクサス」。
1989年にブランドを設立してから、日本および北米を中心に一定のプレゼンスを築いており、現在も高級車としての地位を確立しています。
そんなレクサスでは、母体であるトヨタよりも先立って、2020年から完全電動で走行する電気自動車「UX300e」が発売されています。
おそらく記事を読んでいるあなたは、レクサスの電気自動車の性能・価格などが気になって仕方がないはず。
この記事では、レクサスの電気自動車「UX300e」についてや、今後の展望などについて具体的に解説します。
読み終えれば、2021年現在、レクサスの電気自動車(EV)を購入すべきか理解できるので、ぜひ参考にしてみてください。
レクサスの電気自動車(EV)における現況
トヨタと言えば、世界的なメーカーであるのにも関わらず、まだ市場に1台も純EVを出荷していないことでも知られています。
2021年9月に行われた日本自動車工業会の豊田会長は、世界的なEV化の波に対して「全てをEVにすれば良い訳ではなない」と発言。
現にHV・PHEVに関しては、業界でもかなり技術力が高く、評価されているものの、EVには消極的であるという見方もあります。
しかし一方で、同社のハイエンドブランドであるレクサスでは、これまで電動化技術にきちんと力を入れてきました。
2005年に発売されたRX400hは、当時世界初のSUVハイブリット高級車として話題を集め、その後も電動技術を推し進めてきました。
レクサスは2019年にブランドとして電動化を推し進めていく方針「Lexus Electified」を発表。
現在は「UX300e」の1車種にとどまっていますが、今後ブランドとして大幅にEV車種を拡大していくことが見込まれています。
レクサスの電気自動車(EV)一覧
レクサスから発売されている電気自動車(EV)は、今のところ1車種のみ。
UX300e | |
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画像 | 引用元:レクサス東京 |
現行生産 | ◯ |
販売年 | 2020年 |
販売価格 | 5,800,000円 |
バッテリー容量 | 54.4kwh |
航続距離 | 367km |
電費 | 約6.74km |
急速・普通 | 急速◯ 普通◯ |
*電費は「バッテリーの総容量」を「航続距離」割ったもので算出しています。季節・環境などによっても大きく変動があるので、あくまでも概算としてご参考ください。
高級感のあるレクサスらしい顧客体験をEVでも実現できていると評価の高い車種なので、ぜひ検討してみてください。
UX300e
現行生産 | ◯ |
販売年 | 2020年 |
販売価格 | 5,800,000円 |
バッテリー容量 | 54.4kwh |
航続距離 | 367km |
電費 | 約6.74km |
急速・普通 | 急速◯ 普通◯ |
2020年秋に、トヨタが満を持して市場に投入した「UX300e」は、限定135台の抽選形式で販売開始されました。
現行モデルの「UX」の電動化バージョンとして高級感溢れる雰囲気を失わず、ラグジュアリーな内装と、シュッとしたボディが人気を集めています。
価格はスタンダードモデルの「version c」で580万円〜と、テスラのモデルXが1,000万円を超えることを考えれば、ハイエンドモデルとしては悪くない価格帯。
電気自動車らしくノイズが発生しない静寂性、スポーツモードのリニア加速力などを加味しても、現行の国産EVの中ではかなりレベルが高いと評価されています。
電動SUVを検討しているのであれば、悪くない作りなので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
レクサスの電気自動車(EV)の今後の展望・戦略
今後は多くの欧州メーカー同様に、2025年までに全車種において電動車を設定し、販売比率がガソリンエンジン車の比率を上回ることを目標としています。
また2022年には、新型EV「LF-Z」モデルも発売が予定されており、新技術「DIRECT4」を採用し、バッテリーモーターや諸性能を大幅にアップ。
次世代LEXUSを象徴するコンセプトカーとして発表され、現時点で多くのレクサスファンから人気を集めています。
トヨタ車に関しては、まだまだ電動化が進んでいるとは言えませんが、レクサスに関しては電動化をますます進めていくことが予想されています。
レクサスの電気自動車(EV)を検討している方は、今後のさらなる動向に注目しましょう。
まとめ|レクサスの電気自動車(EV)を購入はもう少し待つべき!
もしレクサスの電気自動車(EV)を現在購入する予定があるならば、今はもう少し待って様子を見てみることをおすすめします。
レクサスの電気自動車(EV)は現状「UX300e」がリリースされており、今後は旗艦モデルの「LF-Z」の発売が予定されています。
将来的な電動化に向けて各メーカーが技術革新にひしめいている状態ですが、来年以降はどんどん新しいEVが市場に投入される見込み。
EV化の流れが落ち着いたところで、良いモデルを購入できるタイミングが必ず来るので、焦らず待っておくように心がけましょう。