米国発の電気自動車専門メーカーとして、世界的に認知度の高い「テスラ」。
テスラ・モーターズCEOのイーロン・マスクは、米国でもカリスマ的な人気があり、これまでの自動車メーカーとは全く異なるアプローチで同社を成長させ続けています。
電気自動車の購入を検討している方の中にも、テスラの車種が気になっている方は多いですよね。
この記事では、テスラの電気自動車(EV)における車種一覧と併せて、同社における現状・将来の展望などを解説します。
テスラが日本でどのような車種を発売しているか知りたい方は、ぜひ目を通してみてくださいね。
テスラの電気自動車(EV)における現況
テスラはまだ市場に電気自動車(EV)がほとんど発表されていなかった2003年に設立され、創業以来、業界を牽引してきました。
同社といえば「イーロン・マスク」であるため、彼が創業者と思われがちですが、もともとはマーティン・エバーハードとマーク・ターペニングという2人の技術者によって作られました。
マスク氏はあくまでも出資者として関わっていましたが、2008年に同社のCEOに就任。
以来そのカリスマ性を発揮し、PR・マーケティングの面で同社に大きな影響を与えている人物です。
そんなテスラ社は、2021年7月2日に、2021年上半期(1~6月)の世界新車販売台数を発表。
上半期の販売台数は38万6050台と、前年同期の17万9050台に対して、約2倍以上に増加しています。
2020年の米国における電気自動車(EV)シェアの79%を占めており、驚異的なシェア率を誇っているテスラ。
日本でもますます販売に力を入れており、今後より多くの場所でテスラ車を目にするようになるかもしれません。
テスラの電気自動車(EV)一覧
日本で販売されている、テスラの電気自動車(EV)は以下3モデルです。
モデル3 | モデルX | モデルS | |
画像 | |||
現行生産 | ◯ | ◯ | ◯ |
販売年 | 2021年 | 2019年 | 2019年 |
販売価格 | 4,390,000円~ | 11,100,000円~ | 10,350,000円~ |
バッテリー容量 | 54kwh | 100kwh | 100kwh |
航続距離 | 423km | 491km | 610km |
電費 | 約6.7km/kwh | 約4.23km/kwh | 約5.36km/kwh |
急速・普通 | 急速◯
普通◯ |
急速◯
普通◯ |
急速◯
普通◯ |
*電費は「バッテリーの総容量」を「航続距離」割ったもので算出しています。季節・環境などによっても大きく変動があるので、あくまでも概算としてご参考ください。
廉価版モデルの「モデル3」から、最上位モデルの「モデルS」まで幅広いラインナップとなっているので、ぜひ検討材料にしてみてください。
モデル3
モデル3 | |
現行生産 | ◯ |
販売年 | 2021年 |
販売価格 | 4,390,000円~ |
バッテリー容量 | 54kwh |
航続距離 | 423km |
電費 | 約6.7km/kwh |
急速・普通 | 急速◯
普通◯ |
最も購入しやすい価格で販売されている「モデル3」は、2017年の販売開始以来、多くのユーザーに選ばれ続けている電気自動車です。
2020年12月までに世界中で約80万台以上が納車されており、世界で最も売れている電気自動車として知られています。
高級車の印象が強いテスラですが、モデル3はわずか440万円から購入できるとあって、一般の人にも手が届きやすいのがメリット。
予算内でテスラを購入したい!という方にとっては、非常におすすめのモデルであるといえるでしょう。
モデルX
モデルX | |
現行生産 | ◯ |
販売年 | 2019年 |
販売価格 | 11,100,000円~ |
バッテリー容量 | 100kwh |
航続距離 | 491km |
電費 | 約4.23km/kwh |
急速・普通 | 急速◯
普通◯ |
テスラの車種の中でも、電気自動車SUVの「モデルX」は、高級感のあるインテリアと力強い走り心地を求めている方におすすめ。
鷹が両翼を広げた様に開くファルコンウィングドアを後部座席に採用したことで話題となりました。
また医療用HEPAエアフィルトレーションシステムを採用することで、車内のバクテリア・煙・ウイルスなどを除去する機能も搭載しており、空気清浄機能も充実。
電気自動車でありながらSUVらしい走り心地を実現しているので、SUVに関心を持っているのであれば、ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょう。
モデルS
モデルS | |
現行生産 | ◯ |
販売年 | 2019年 |
販売価格 | 10,350,000円~ |
バッテリー容量 | 100kwh |
航続距離 | 610km |
電費 | 約5.36km/kwh |
急速・普通 | 急速◯
普通◯ |
テスラの看板車種として2014年の発売以来、長きに渡って愛されているのが、テスラモデルSです。
高級車らしい上質なインテリアと、スタイリッシュなエクステリアは、ハイエンドモデルの電気自動車(EV)として人気を集めています。
グレード・デザインのカスタマイズなども可能なので、ぜひこの機会に求めてみてはいかがでしょうか。
テスラの電気自動車(EV)の今後の展望・戦略
テスラ登場以前、自動車業界へは新規参入へのハードルが高く、開発コストも大幅にかかってしまうことから、敬遠される事業モデルのひとつでした。
しかしテスラは2003年の創業以来、電気自動車(EV)という市場を席巻し続けており、現在も世界的な電気自動車(EV)のシェアを伸ばし続けています。
ここ数年間、ヴォルクスワーゲン(VW)・ゼネラルモータース(GM)など世界的な自動車メーカー各社はこぞって電気自動車(EV)の開発に巨額の投資を行ってきました。
しかしそれでもテスラモータースのシェアは圧倒的で、脅威になるようなメーカーとは言い難いのが現状です。
テスラは創業時から、他社とは一線を画す、開発・販売手法を実現しており、革新的な技術力とマーケティング力を発揮してきました。
例えば、代理販売店経由で売るのが当たり前だった自動車業界において、オンラインでの直販のみを採用しており、顧客との上質なUXを実現しています。
またTVCMなどの直接的な広告費用を使わず、SNSや口コミだけで販売拡大しており、新しい時代の自動車メーカーとして知られています。
近年はより電気自動車(EV)の民主化を進めており、一般の人がもっと購入しやすいようにコストダウンを実現しています。
業界を牽引するメーカーである、テスラの電気自動車(EV)はもっと手頃な価格で購入できるようになり、ますます世界中でシェアを拡大していくことでしょう。
まとめ|テスラの電気自動車(EV)を購入するなら補助金も忘れずに申請しよう!
テスラは現在、日本でも販売を拡大しており、独自の充電ステーションも全国各地に設置していく見込みです。
廉価盤のモデル3も現在は400万円台ですが、今後はますます価格が下がって購入しやすくなることが予想されています。
またテスラの電気自動車(EV)は、補助金の対象にもなっているので、購入を検討されているのであれば、忘れずに申請を行うべきです。
より大衆車化していくことが予想されるテスラの今後に注目しましょう。