日本の自動車メーカーとして高いシェアを誇っており、主に世界では北米でのシェアが優れているホンダ。
1946年の創業以来、日本の自動車業界を牽引してきたホンダも、近年は電気自動車(EV)に力を入れ始めています。
この記事ではホンダの電気自動車(EV)に関する現況・今後の戦略とともに、発表されている唯一の電気自動車「Honda e」について解説します。
ホンダの電気自動車(EV)にはどんなモノがあるのか理解できるので、ぜひ参考にしてみてください。
ホンダの電気自動車(EV)における現況
かねてよりホンダは日本の自動車メーカーの中でも、自動車の電動化については比較的、積極的な姿勢を示していました。
ホンダは1980年代からEV開発に取り組んでおり、2012年には日本・米国で官公庁むけに「FIT EV」をリース販売していました。(2016年販売終了)
また今でこそ盛んに騒がれているEVですが、ホンダは2016年から「2030年に世界で販売する四輪車の3分の2を電動化する」と宣言。
当時は投資家・アナリスト等から「具体性がない」などと批判されてきましたが、2021年現在はすでにEVを1台発売していて、かなり現実的なものになってきました。
トップランナーとは言えないまでも、きちんとEV化に対応しはじめている国産自動車メーカーであると言えるでしょう。
ホンダの電気自動車(EV)一覧
冒頭でも触れたように、現在ホンダから発売されている電気自動車(EV)は「Honda e」の1車種のみ。
Honda e | |
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画像 | 引用元:ホンダ公式サイト |
現行生産 | ◎ |
販売年 | 2020年10月 |
販売価格 | 4,510,000円 |
バッテリー容量 | 35.5kwh |
航続距離(JC08) | 283km |
電費 | 約7.97km |
急速・普通 | 急速◯ 普通◯ |
ホンダの電気自動車(EV)を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
Honda e
現行生産 | ◎ |
販売年 | 2020年10月 |
販売価格 | 4,510,000円 |
バッテリー容量 | 35.5kwh |
航続距離(JC08) | 283km |
電費 | 約7.97km |
急速・普通 | 急速◯ 普通◯ |
「移動と暮らしをシームレスにつなげる都市型コミューター」をコンセプトに、EVファンから非常に高い人気を集めている「Honda e」。
丸みのある親しみやすいエクステリアで新しい時代に馴染むモダンなクルマであることを表現しています。
走行モードは通常走行の「NORMAL」に加えて、より力強い走りができる「SPORTS」モードも搭載し、ドライバーの好みに合わせてモードを選択できます。
価格は450万円〜と高めではありますが、通常の電気自動車(EV)としては平均的な価格帯です。
近未来感のあるフォルムがなんとも愛らしい「Honda e」は、長期的に乗れる電気自動車に乗りたい方に非常におすすめのクルマでしょう。
ホンダの電気自動車(EV)における今後の展望・戦略
ホンダは2021年4月23日に、新たにトップに三部敏宏社長を迎え、就任会見で業界を驚かせるような目標をかかげました。
なんとその内容は「世界で販売する四輪車を2040年までに全てEV・FCVにする」というもの。
現在、世界中で脱ガソリン車の動きが高まっているものの、日本では完全に電動化というよりも、まだまだPHEV・HVなどのハイブリット系を強く推奨する動きがあります。
実際に業界最大手のトヨタはEV・FCEVへの販売へ注力するものの、ハイブリット車を含めて柔軟に対応する姿勢を発表。
それに対して、ホンダが完全なEV化に舵を切ると発信したのは、大きく話題を集めたのです。
今後は2024年に軽自動車のEV、量販SUVのEV「PROLOGUE」を発売予定であると発表。
ますます電動化への動きを加速させていく同社の戦略に、今後も目が離せません。
まとめ|ホンダの電気自動車(EV)は今後にも期待!
現在発売されている「Honda e」は、ホンダとしては大規模なEV化に向けた第一歩であるに過ぎません。
もちろん一定数、既にユーザーから評価はされているものの、今後は軽自動車・SUVなどの車種もEVで販売される予定であることが分かっています。
もし現在の「Honda e」に納得しておらず、軽自動車・SUVなどのバリエーションを期待しているのであれば、もう少し待ってみてもいいかもしれません。
将来的な計画もきちんと発表しているホンダの電気自動車(EV)の今後にもぜひ期待しましょう。