ガソリン車と電気自動車の両方の機能を備えており、燃費性能が良いことから非常に注目されているPHEV。
クルマを買い換えるタイミングで「ガソリン車ではなくPHEVを購入してみようかな・・・」と考えている方は少なくないですよね。
ただ実際にPHEVを購入しようとは思っていても、
- 価格帯はどのくらいなのか
- どんな車種がおすすめなのか
- ガソリン車と比較してどんなメリットがあるのか
など理解出来ておらず不安なことも多いはず。
この記事では、2021年現在における、おすすめのPHEV5選を中心に、性能の高さ・ガソリン車との比較などについて紹介しています。
読み終えれば、あなたもPHEVに乗るメリットを理解した上で、自分に合ったクルマを選択できるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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PHEVとは?
PHEVとは「Plug-in Hybrid Electric Vehicle」を略した単語*で、電気自動車(EV)とハイブリット車(HV)の間にいるクルマであると言えます。
*トヨタでは全く同じ機能のクルマのことをPHVと表記している。
電気自動車(EV)は、完全に電気の力のみで走行する自動車で、エンジンが搭載されておらず、モーターの力で走行しています。
またハイブリット車(HV)は、基本的にガソリンを燃料としていますが、電動モーターとガソリンエンジンの両方が搭載されており、使い分けることができます。
PHEVはHVをさらに進化させたものであり、ガソリンの他に電力を外部から充電できる機能(Plug-in)を搭載している次世代のクルマなのです。
PHEVとHVの違い
まずHVの場合、燃料としてはガソリンを動力源として利用しますが、エンジンによって発生した力を電力に変換して、モーターでの走行をすることができる仕組み。
一方でPHEVはガソリンだけでなく、外部から電気を給電できる機能もあるので、ガソリンと電気の両方を燃料として活用できるのです。
微妙な違いではありますが、電力モーターで走ることも前提としているPHEVの方が、HVよりもさらに燃費が良いとされています。
電気自動車としてもガソリン車としても利用できて、両方の用途として利用できるのが大きなメリットであると覚えておきましょう。
PHEVを購入するメリット3つ
PHEVを購入する際のメリットは主に3つです。
- 航続距離が長い
- ガソリン車・電気自動車どちらの使い方も選べる
- 排気ガス0なので環境に優しい
簡単に言えば、ガソリン車と電気自動車の「良いトコ取り」が出来ているクルマであるということを覚えておきましょう。
航続距離が長い
PHEVに乗る上での最大のメリットは「航続距離が非常に長い」ということ。
近年は、EUが2030年までにガソリン車の新規生産を終了すると発表したことからも分かるように、電気自動車(以下「EV」)が注目されています。
将来的には、ほとんどのクルマがEVになることが予想されていますが、EVには大きな弱点があるのも事実。
EVは技術の進歩によって、以前よりは圧倒的に走行できる距離が伸びましたが、ガソリン車と比較すると航続距離は長くありません。
その点で、PHEVの場合は、もし電気がなくなっても、ガソリンでのエンジン走行に切り替えれば、走行を続けることが可能です。
電気+ガソリンの両方を利用することで、少ない充電・給油で、圧倒的な航続距離を実現できるので、ランニングコストを非常に抑えられるのが魅力です。
外部給電機能が災害時にも活躍
PHEVはモーターを動かす用のバッテリーが搭載されているため、災害・停電などが起こった時に予備電源として利用できます。
また電気自動車は蓄えてある電池分しか対応できませんが、PHEVはガソリン分で発電することもできるので全体的な発電量が大きいことも魅力。
災害時以外にもキャンプなどで電気を利用したい時にも、外部給電は非常に役立つというのが魅力的です。
補助金の対象にも設定されている
PHEVは電気自動車と同様に、非常に環境に優しいクルマであるため、補助金を使って購入することも可能です。
補助金の対象に設定されているだけでなく、自動車税・エコカー減税にも設定されているため、自治体によっては100万円近く減額されることも。
なるべく安く利用したいと考えている方は、国や自治体における諸制度をきちんと確認しておくように心がけましょう。
【2024年】最新PHEVおすすめ5選!国産車・外車の両方を紹介
どのPHEVを選んだらいいのか分からない方向けに、今回はおすすめのPHEVを5つほど選定してみました。
プリウスPHV | アウトランダーPHEV | RAV4 PHV | Volvo XC40 Recharge | ゴルフ GTE (2017年) | |
---|---|---|---|---|---|
メーカー名 | トヨタ | 三菱 | トヨタ | Volvo | ヴォルクスワーゲン |
価格 | 3,237,300円~4,345,000円 | 3,939,100円~5,294,300円 | 4,690,000円〜5,390,000円 | 5,990,000円~ | 4,779,000円~ |
燃費 | ・EV航続距離:68.2km | ・EV航続距離:65.0km | ・EV航続距離:95km | ・EV航続距離:41km | ・EV航続距離:45km |
販売価格はガソリン車と比較すると相対的に高いですが、燃費効率を考えれば間違いなく良い影響を与えるので、ぜひ検討する際の参考にしてみてください。
トヨタ プリウスPHV
メーカー名 | トヨタ |
価格 | 3,237,300円~4,345,000円 |
燃費 | ・EV航続距離:68.2km |
日本でも有数の良燃費車として知られている、トヨタの「プリウスPHV」。
新車価格も他社のPHEVと比較すると、現実的であるため、買い替えを検討している方にはぴったりです。
モーターの力も優れており、よりEVらしい走りをしてくれるというのも魅力なので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
三菱 アウトランダーPHEV
メーカー名 | 三菱 |
価格 | 3,939,100円~5,294,300円 |
燃費 | EV航続距離:65.0km |
SUVタイプのPHEVとして非常に認知度の高い「アウトランダー」は、電気自動車らしい静かなモーター音と、SUVらしい力強さを持ち合わせた人気車。
電気自動車はエンジン車と比較して、初加速度が速いことが魅力とされていますが、アウトランダーでは尚更この走り心地を感じることができるはずです。
通常のSUV同様、雪道・山などの急勾配な坂道などのシーンでも、力強く走ってくれるので、SUVを検討されているならぴったりだと言えるでしょう。
トヨタ RAV4 PHV
メーカー名 | トヨタ |
価格 | 4,690,000円〜5,390,000円 |
燃費 | EV航続距離:95km |
2020年6月8日にトヨタのPHVシリーズに新たに名を連ねたのが、トヨタ初のPHEVのSUVである「RAV4 PHV」。
三菱のアウトランダー同様、4WDの四輪駆動車であるため力強い走りが魅力的で、スタイリッシュなデザインも人気を集めています。
発売決定からわずか数ヶ月で追加受注をストップするなど、在庫切れも起こすほど人気の車種でもあります。
価格は若干張りますが、圧倒的な航続距離とランニングコストの安さを考えれば、悪いチョイスではないでしょう。
ボルボ XC40 Recharge
メーカー名 | Volvo |
価格 | 5,990,000円~ |
燃費 | EV航続距離:41km |
「スウェーデン生まれのコンパクトシティSUV」をコンセプトに、高い機能性と力強い出力を実現しているボルボのXCシリーズ。
外車になると急激に値段が高くなってしまうものの、海外では高級車もPHEV化されていることが少なくありません。
走行力以外にも「360度モニター」など細部まで安全性を意識した機能性も人気。
少し予算に余裕がある方は、XC40の購入を検討してみてはいかがでしょうか。
ゴルフ GTE
メーカー名 | ヴォルクスワーゲン |
価格 | 4,779,000円~ |
燃費 | EV航続距離:45km |
ヴォルクスワーゲンが初めて開発したPHEV車が「ゴルフGTE」シリーズ。
わざわざPHEV用に開発した6速DSGを採用しているとあって、同社の本気が見受けられます。
電力のみで走る「Eモード」、ハイブリットでエンジンを利用して走る「HVモード」、さらにスポーツライクな「GTEモード」も用意。
ヴォルクスワーゲンの主力製品でもある「ゴルフ」のPHEVは、長く乗るなら購入価値ありなので、ぜひ検討してみてください。
まとめ|ガソリン車・EV車どちらか決められないならPHEVを検討しよう
PHEVは「脱ガソリン車したいけど、電気自動車の航続距離や充電にかかるコストが不安・・」と考えている方にとってピッタリな選択肢であると言えます。
電気だけを利用してEVのように利用すれば、ガソリンを使わずに生活できますし、逆にガソリン車として利用しても、EVモードを利用すれば高燃費。
ガソリン車と比較すると、やはり値段はかなり高くなってしまうものの、長期的に考えればランニングコストは圧倒的にお得です。
長く乗る予定があるなら、ぜひPHEVを選択してみることをおすすめします。
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