クルマを新しく買い換えるタイミングで「次は電気自動車(EV)にしようかな」と考えている方も少なくないですよね。
CO2を排出しないので環境に優しく、ランニングコストも安く抑えられるため、電気自動車(EV)を選ぶ方は年々増えています。
ガソリン車と比較して高いとイメージされがちですが、400万円以下で買える購入時に国や自治体の補助金を利用することで、数十万円ほど費用を抑えて購入することも。
この記事では、比較的安価な電気自動車5選を中心に、EVに乗るメリットや選定する際のポイント、安く購入する方法について具体的に解説します。
読み終えれば、あなたも予算内で購入できそうな電気自動車が見つかること間違いなしなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
電気自動車(EV)に乗るメリット3つ
ガソリン車ではなく電気自動車(EV)に乗るメリットは大きく分けて3つ。
- CO2を排出しないので環境に優しい
- 自宅でも充電できる
- 走行音がないので乗り心地が快適
きちんとメリットを理解することで、電気自動車(EV)を選ぶ理由が明確になるので、深く理解してみましょう。
CO2を排出しないので環境に優しい
電気自動車は、基本的にCO2を排出しないので、非常に環境に優しいということも知られています。
環境への意識が強い欧州では、EUが2035年までに新規でのガソリン車の製造を禁止する方針を打ち立てていて、電気自動車の普及は加速。
持続可能な世界を実現するためにも、環境に優しいクルマを選びたいという方に、電気自動車はおすすめなのです。
自宅でも充電できる
電気自動車は自宅に充電器を設置することで、寝ている間に充電を満タンにしておくことができます。
一旦設置しておけば、毎回充電ステーションに行く必要はなく、自宅の駐車場で簡単に充電を行うことが可能に。
また電気代と合算して精算可能ということもあって、支払いを一本化することができるというのも魅力のひとつでしょう。
走行音がないので乗り心地が快適
電気自動車にはエンジンが搭載されていないので、内燃機関による爆発がなく、非常に静かに運転することが出来ます。
ガソリン車だと、どうしても走行音が気になりがちですが、電気自動車なら静かな車内を実現することも可能に。
安定感のある快適な乗り心地に魅力を感じて、電気自動車を選んでいる方も多いようです。
電気自動車(EV)を選定する際のポイント
電気自動車(EV)を選定する際のポイントは大きく分けて3つ。
- 航続距離
- 加速力
- 価格
どの要素も非常に重要な要素なので、電気自動車を選ぶ際には、必ず確認するように心がけましょう。
航続距離
電気自動車では燃費(電費)を表す単位として、航続距離という指標が利用されることが多いです。
航続距離とは「1回のフル充電で何km走れるのか」を示した指標のこと。
ガソリン車の場合は「11km/L」のように、1L当たり何km走れるのか(リッター)という指標を利用していますよね。
もちろん電気自動車でも「6km/kwh」のように、1kwh当たり何km走れるのかという指標で表現されることもあります。
しかしガソリン車の場合と違って、1kwhが何円なのかは電気会社によって異なり、だいたい何円くらいなのかを消費者はイメージしづらいもの。
そのためディーラーなど販売店では「航続距離」が利用されることが多く、電気自動車を選ぶ際の基準として知られています。
2021年現在、電気自動車(新車)における一般的な航続距離は「250km~400km」ほどと言われており、200km以下は少ないということを覚えておきましょう。
加速力
走り心地を重要視したい方は、電気自動車における加速力を重要視するのも良いでしょう。
電気自動車は走り始めから最大トルクでの加速力を得ることができるので、発進時の加速力にも定評があります。
最大トルク数が大きければ大きいほど、加速力が高くなる傾向にあるので、ぜひ注意すべきポイントとして見てみてください。
価格
リーズナブルに電気自動車を購入したいのであれば、必ず意識すべき指標は、もちろん「価格」です。
電気自動車も以前までは全体的なモデル数も少なかったですが、政府などの方針もあってメーカー各社でバリエーションが増加。
エントリーモデル〜ハイエンドモデルまで様々なモデルが存在するので、自分が欲しい車種の価格はきちんと調べて、相場と照らし合わせておきましょう。
電気自動車(EV)の料金相場
電気自動車(EV)の平均価格は、全体的にガソリン車と比較すると、まだまだ高い傾向にあります。
技術的に成熟していないので、生産性の向上の面で改善点が多く、ガソリン車よりも製造に時間とお金がかかっています。
またバッテリーの原材料ともなるレアメタルは、南米・オーストラリア・中国などに散らばっており、輸出入のコストもなかなか下がらないという問題もあるのです。
リーズナブルなものでも400万円台〜であることが多く、ガソリン車の軽自動車が100万円台で購入できることを考えると、なかなか検討候補には入れにくいのが現状。
ただ長期的なランニングコストも踏まえれば、安く購入できることも少なくないので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
安価な電気自動車(EV)おすすめ5選!
現在販売されている中でも、比較的安価なモデルを5つ紹介しています。
販売価格 | |
日産 リーフ | 3,326,400円〜 |
テスラ Model3 | 4,440,000円〜 |
プジョー E208 | 3,961,000円〜 |
ホンダ Honda e | 4,510,000円〜 |
マツダ MX-30EV | 4,510,000円〜 |
400万円台ではありますが、補助金などを上手に使えば、300万円台に費用を抑えて購入することもできるので、ぜひ購入を検討してみましょう。
日産 リーフ
販売価格 | |
日産 リーフ | 3,326,400円〜 |
国産車の中で最もリーズナブルかつ、多くのドライバーに長く愛されているのが日産のリーフ。
2010年に初代モデルをリリースしてから、日本の電気自動車を牽引してきた存在であるとも言えます。
モデルの中でも「リーフ e+」は62kwhもの大容量バッテリーを搭載しており、航続距離も458kmとガソリン車に引けを取らない走行距離を実現しています。
300万円台で購入できるので、まず電気自動車に乗ってみたい!という方は、ぜひリーフを選んでみると良いでしょう。
テスラ Model3
販売価格 | |
テスラ Model3 | 4,440,000円〜 |
米国の電気自動車メーカー「テスラ」が発売している、エントリーモデルの「Model3」も比較的に安くておすすめ。
「テスラ」と言えば高級なイメージを持つかもしれませんが、Model3は一般向けに400万円台で発売されています。
走り心地を重視したい方にとって、「Model3」は非常におすすめなので、ぜひ参考にしてみてください。
プジョー E208
販売価格 | |
プジョー E208 | 3,961,000円〜 |
フランスの自動車メーカー「プジョー」からは、コンパクトな街乗り用の電気自動車として「E208」が発売されています。
電気自動車の普及が進んでいるヨーロッパにおいて、比較的リーズナブルな価格で販売している珍しいメーカーでもあります。
快適なドライブを楽しめるコンパクトカーをお探しの方には、ぴったりの車種であると言えるでしょう。
ホンダ Honda e
販売価格 | |
ホンダ Honda e | 4,510,000円〜 |
コンパクトかつ丸みのある可愛らしいデザインの「Honda e」。
電気自動車ならではの最大トルクを生かした「SPORT」モード、コントロールを効かせた「NORMAL」モードの2つを使い分けて運転することができます。
ホンダの安全運転支援システムである「Honda SENSING」も搭載されており、走行の安全性も大きな強みでしょう。
マツダ MX-30EV
販売価格 | |
マツダ MX-30EV | 4,510,000円〜 |
2021年8月現在、国内で唯一ラインナップされているSUVの電気自動車が「マツダ MX-30EV」です。
世界的に人気のボディタイプのSUV車ですが、電気自動車で発売しているメーカーは多くはありません。
「MX-30EV」は走りやすさはもちろん、乗り降りのしやすさなど機能性にも優れており、SUV電気自動車という新しい選択肢として提示してくれています。
SUVモデルであるのにも関わらず、価格は400万円台と非常にリーズナブルなので、電気自動車SUVを購入したい方にはぴったりでしょう。
安く買うなら中古の電気自動車を探してみるのもおすすめ!
電気自動車はガソリン車と比較すると、価格が高い傾向にありますが、中古車なら費用を抑えて購入できるものもあります。
中古の電気自動車なら、2~3年前のモデルで価格が半額以下になっているものも多く、200万円台で購入することも可能です。
カーセンサー、Gooネットなどのサイトで調べてみると、思わぬ発見があったりするので、安く購入したい方は中古車で探してみる選択肢も検討してみてください。
まとめ|電気自動車(EV)の購入には「400万円~」はかかる!
電気自動車は環境に優しく、長い目で見れば、ランニングコストも非常に安価であるため、これから先のことを考えたい方にとってはおすすめです。
ただ電気自動車は今のところ、ガソリン車と比較して高価であるケースが多く、新車なら400万円以上はかかってしまうということを覚えておかねばなりません。
それより安価な電気自動車を探しているのであれば、中古車を検討することをおすすめします。
今後ますます一般的になっていくであろう電気自動車ですが、まだまだ購入するのには時間が必要であるということを覚えておきましょう。