スマホの充電は少なくとも数日に1回、多い人では1日に何回も行なっています。スマホの使用頻度によって充電回数は異なりますが、何回充電したら寿命が来るのでしょうか?今回は、スマホバッテリーの充電回数について詳しく解説し、寿命が長持ちする方法もご紹介します。
スマホのバッテリーの寿命が尽きる充電回数とは?
繰り返し充電することが可能なスマホのバッテリーですが、永遠に使えるわけではありません。どうして消耗していくのか、何回程度使用すると寿命が来るのかをチェックしてみましょう。
スマホのバッテリーは消耗品
スマホのバッテリーは、経年劣化していく消耗品です。
そして、使用頻度が高いほど劣化のスピードは速くなり、充電の減りが速くなったり不具合を起こしたりして、寿命となってしまうのです。
スマホのバッテリーにはリチウムイオン電池が使用されている
スマホのバッテリーには“リチウムイオン電池”が採用されていて、経年劣化しにくいのが特徴ですが、やはり充電を繰り返し続ければ劣化を感じるでしょう。
さらに、リチウムイオン電池の劣化は繰り返しの充電による「サイクル劣化」だけでなく、充電が100%または0%が続いている状態の「保存劣化」、スマホの使い過ぎや温度の高い場所での使用などによる「高温環境劣化」も関係してきます。
300~500回が寿命の目安となることが多い
リチウムイオン電池の寿命は、300~500回の使用がひとつの目安といわれています。年数にすると2~3年程度で、2年目以降は新品のころよりバッテリーの消耗が激しくなるなど、如実に劣化を感じるでしょう。
しかし、スマホの本体自体の寿命は約4年といわれているので、バッテリーの寿命でスマホの買い替えなどを検討するのはもったいないことです。
バッテリーの寿命を延ばす使い方を心掛け、少しでも長くスマホを使用していきたいですね。そのために、バッテリーの充電の仕組みについて詳しく見ておきましょう。
フル充電になったら1回の充電と数える
300~500回の使用で電池が劣化するというのは、単純に充電コードをスマホに挿した回数ではないので注意が必要です。
正しくは、フル充電になったところを1回と数えます。例えば、1回の充電で100%にすれば1カウントですが、50%の充電を2回行なっても1カウントです。
そのためスマホのバッテリーは、充電した回数で劣化スピードが速まるわけではなく、フル充電になった回数を重ねることで劣化します。
1日に何回もつぎ足し充電してもOK
スマホの充電回数を減らし寿命を長持ちさせようと、1日に1回だけ充電すると決めている人も見かけます。
しかし、フル充電で1回と数えるということを知れば、1日に何回充電しても良いということに気がつくでしょう。そしてこのつぎ足し充電が、スマホのバッテリーの寿命を長持ちさせるポイントでもあります。
リチウムイオン電池は、100%の状態も0%の状態も良くありません。そのため100%になる前に充電をやめ、適度に減ってきたら再び充電するというのを繰り返した方が、電池への負荷が少なくなるのです。
以前まで、携帯電話の電池はニッケル水素電池が使用されていて、これはつぎ足し充電によって劣化するタイプでした。
そのため「つぎ足し充電は良くない!」という情報がいまだに出回っていますが、現在使用されているリチウムイオン電池は「1回の充電は少なく、複数回に分けた方がバッテリーに良い」というのが定説ですので、噂に惑わされないようにしましょう。
スマホを使用する環境や充電方法で大きく異なる
スマホのバッテリーの寿命は、フル充電の回数が300~500回程度となっていますが、これはあくまで目安です。
スマホを1日何時間使用するか、どんな状況で使用しているか、またどんな充電を行なっているかで大きく変動します。
スマホを酷使して、乱雑な充電を繰り返していれば、300回以下で寿命が来てしまうこともあり、1年~1年半でバッテリーやスマホ自体を買い替えることになるでしょう。
反対に、スマホのバッテリーのことを考えた使い方を徹底していれば、500回以上の使用も可能で、スマホ本体の寿命が来るまで使い続けられることもあります。
バッテリー状態の確認をしてみよう
「スマホの充電の無くなるスピードが上がった」、「うまく充電できなくなってきた」というときには、スマホのバッテリーが現在どのような状態なのかをチェックしてみましょう。
スマホに元からバッテリー状況が確認できるシステムが組み込まれているものもありますし、そうでない場合はスマホのバッテリー用アプリをダウンロードすることでチェック可能です。
バッテリーの状態が良好なら他に何か原因が考えられますし、劣化が見受けられるなら、スマホの使い方や充電方法を見直してみましょう。
スマホのバッテリー寿命を延ばす方法
スマホのバッテリーの劣化が始まると、寿命が来るまでに次のような症状が現れます。
- バッテリーの減りが早くなる
- 充電が十分なはずなのに急にバッテリー切れになる
- 充電をしていてもなかなか充電がたまらない
- バッテリーが膨らみ始める
- スマホの動作が遅い
最終的にはスマホの起動が不可能になってしまうので、大切なデータを失ってしまうことも考えられます。そうならないためにも、日頃からスマホの寿命を延ばす使い方をしていきましょう。
スマホの充電回数を減らすため省エネを心掛ける
スマホのバッテリーの寿命を延ばす1番効果的な方法は、フル充電回数を減らすことです。
動画を見たり音楽を聞いたりする行為はもちろん、アプリを使用するほどエネルギーを使うので、その分バッテリーの消費も早くなります。
それに比例するように充電回数が増えていくので、無駄なエネルギー消費をしないよう心掛けてください。
ブラウザを同時にいくつも起動しない、不要なアプリを消す、省エネモードを利用するなど、ちょっとしたことでバッテリーの無駄遣いを減らせます。
フル充電状態なのに充電し続けない
スマホのバッテリーは、充電が100%なのに電力の供給を続けると、内部電圧が高い状態になり負荷がかかります。
すると、バッテリー容量を低下させようとする現状が起こるため、寿命が短くなってしまうのです。
これを過充電と呼び、スマホのバッテリーは過充電を避けて80%程度の充電でとどめておくことで、負荷を減らすことができます。
最近のスマホは過充電を避けるために、80%程度まで急速で充電し、残り20%はスピードを落として充電することができる設計になっていたり、100%になれば電力の供給を止めたりするものもあります。
そのため、過充電になりにくくはなっていますが、念のため充電が80%程度になったら充電器を抜く癖をつけておくのがおすすめです。
充電が0%の状態のまま放置しない
過充電より気にしてほしいのが、充電が0%の状態が続く過放電です。
スマホの表示上バッテリーが0%になっていても、実際には少し残った余力が残っていて、スマホを正常な状態に保たせています。
しかし0%のまま放っておくと、本当にバッテリーが0%になってしまい、内部を損傷させてしまったり、次回の充電がうまくできなかったりということが起こります。
そのため、スマホのバッテリーを完全に使いきってしまうことは避け、20%程度になったら充電をはじめるようにしましょう。
充電しながら負荷をかけない
スマホの充電をしながら動画を見たり、アプリを使用したりという行為はやりがちですが、実はバッテリーに大きな負荷をかけます。
一度に複数のことを行なわなければいけなくなるため、バッテリーがその処理に追われ熱を発してしまうのです。高温状態はバッテリーの劣化に直結するので、充電中くらいはスマホも休憩させてあげましょう。
また、電源を切っておくというのも有効です。
スマホを過酷な環境下で使用しない
スマホのバッテリーは温度変化に弱く、特に高温状態は劣化しやすくなります。
充電中に操作することもそうですし、同時にいくつものアプリを開くことも過度な負荷をかけるとことになり、バッテリーは高温になってしまいます。
また、夏場の屋外での使用や高温になりやすい車内に置きっぱなしにするなど、外的要因でも影響を受けますので、温度には注意しましょう。
低温も同じく負荷をかけるので、バッテリーの温度は5~45℃以内を保てるように心掛けてください。
スマホ充電アプリを使ってバッテリーをしっかり管理する
スマホのバッテリーをしっかりケアしたいなら、バッテリーを管理できるアプリをダウンロードしてみましょう。
過充電を防ぐため、充電が完了したらアラームなどで知らせてくれるアプリ、バッテリーの残量を把握して、あと何時間もつか教えてくれるアプリ、熱くなったスマホの温度を下げてくれるアプリなど、バッテリーを労れるものがいくつもあります。
日々の些細なケアで、バッテリー寿命が来るまでの充電回数を増やせるので、上手にアプリを活用してみてください。
モバイルバッテリーにも寿命があるので要注意
外出時のスマホ充電に重宝するのが、モバイルバッテリーです。モバイルバッテリー自体を充電しておくことで、容量に合わせて1~4回程度スマホのフル充電が可能となります。
しかし、モバイルバッテリーもスマホに内蔵されているバッテリーと一緒で、充電回数や使用の仕方で劣化し、やがて寿命が来ます。
約300〜500回で寿命が来る
リチウムイオン電池が使用されているモバイルバッテリーなら、約300〜500回の使用で寿命となります。
毎日使用するなら2年以内には寿命が来てしまう計算なので、ほぼスマホのバッテリーと同じと考えて良いでしょう。
寿命を延ばずにはスマホのバッテリーを長持ちさせる方法と同じ
モバイルバッテリーに使用されている電池は複数ありますが、やはりリチウムイオン電池が優秀です。
モバイルバッテリーを選ぶとき、まずはリチウムイオン電池が使用されていることを確認しましょう。
そうすれば、寿命を延ばす方法はスマホのバッテリーと一緒です。
- 過充電、過放電は避け、残量20〜80%を心掛ける
- 充電しながらしようしない
- 温度は5~45℃以内を保つ
以上のことに気をつけ、長くモバイルバッテリーを使ってください。
SmaChaならモバイルバッテリーの寿命を気にせず充電ができる!
スマホのバッテリーもケアしながら、モバイルバッテリーにまで気を遣わなければいけないとなると、なかなか面倒ですよね。
そんなときSmaChaなら、気軽にモバイルバッテリーをレンタルすることができるので、ケアの手間がなくなり、スマホの充電もしっかりすることが可能です。
SmaChaはモバイルバッテリーのシェアリングサービス
SmaChaとは、モバイルバッテリーをシェアリングするサービスです。
スマホの充電がピンチになったら最寄りのSmaChaスポットを探し、そこでモバイルバッテリーのレンタルができるという、スマホ充電の新しい形だと話題になっています。
アプリで簡単レンタル&返却が可能
通常外出先での充電は、自前のモバイルバッテリーやACアダプターを持ち歩いて行なわなければいけません。
しかし、SmaChaはアプリをダウンロードして会員登録することで、モバイルバッテリーのレンタルができるようになります。
最寄りのSmaChaスポットの検索も簡単にでき、返却はレンタルした場所ではなく、最寄りのSmaChaスポットに返却すればOKです。そのため、移動の制限がなく気軽にレンタルできます。
SmaChaはこんな方におすすめ
- モバイルバッテリーの購入が面倒
- なるべく身軽に移動したい
モバイルバッテリーの種類は多いので、金額や性能に合わせた自分にぴったりのものを探すのは大変です。
さらに本体の充電をしたり、接続ケーブルを用意したり、劣化しないようにケアをしたりなど面倒が多いのも気になります。
その点SmaChaのモバイルバッテリーなら、自分でケアする必要がなく扱いが楽になるでしょう。さらに容量は5000mAhで出力は5V/2Aと、標準的な性能のモバイルバッテリーなので、使用するのに不便はありません。
特殊な機能が欲しい場合は自分で購入するしかありませんが、緊急時の使用などであればまったく問題ないスペックなので、シェアリングするというのは賢い選択でしょう。
SmaChaのモバイルバッテリーのサイズは、幅68×奥行14.21×高さ145mm、重量は150gとなっていて、モバイルバッテリーのなかでも軽量でコンパクトです。
容量が大きいモバイルバッテリーは何度も充電ができますが、その分重さもサイズも大きくなるので、持ち運びには不便でしょう。
SmaChaのモバイルバッテリーなら使用中の持ち歩きも快適で、ストレスが軽減されます。
さらに必要なときにレンタルし、終わればすぐに返却できるので、常に持ち歩かなくても良いというのが最大のメリットです。
身軽な格好で移動したい、鞄が小さくてモバイルバッテリーを入れたくない、そんなときに活躍するでしょう。
SmaChaの料金は?
「こんな便利なら利用料金が高いのでは?」と感じるかもしれませんが、なんとSmaChaの使用料は、24時間のレンタルでたったの100円です。
以降1日(24時間)ごとに100円が加算されていきますが、7日(168時間)レンタルが最長となっています。
それ以降は700円プラス1,500円の支払いをすることで、モバイルバッテリーの買い取りが可能となるのです。返却し忘れ、破損や紛失などがあっても、最大支払い料金が決まっているのは安心ですね。
SmaChaの使い方はとっても簡単
それでは実際に、SmaChaを利用するときの手順を見てみましょう。初回だけは作業が多いですが、1度登録してしまえばあとはとっても簡単です。
- SmaChaのアプリをダウンロード
- アプリでユーザー登録
- 最寄りのSmaChaスポットを検索
- SmaChaチャージャーを見つける
- QRコードをスキャンして料金を支払う
- 使用が終わったら最寄りのSmaChaチャージャーに返却
まずはSmaChaのアプリをAppleStoreかGooglePlayから探し、ダウンロードしましょう。
ダウンロードができたら、初回のみユーザー登録が必要になります。基本情報の入力や、決済方法の選択を行なってください。
登録が完了すれば、もう自由にモバイルバッテリーのレンタル可能です。まずはアプリにログインをして、最寄りのSmaChaスポットを検索してみましょう。
地図上にSmaChaスポットを示すマークが出ているので、そこへ向かいます。
施設や店舗内にあることが多いのでその中に入り、モバイルバッテリーがいくつも挿さっているSmaChaチャージャーを見つけてください。
SmaChaチャージャーにはQRコードがあるので、それを読み取ることで決済することができます。決済が終わったらモバイルバッテリーをひとつ抜き、あとは自由に持ち運んで使用しましょう。
スマホの充電が終わったら、再び最寄りのSmaChaスポットを探し、SmaChaチャージャーに返却したらレンタル終了です。
早速SmaChaをダウンロードしてみよう!
SmaChaを利用するには、アプリをダウンロードが必要です。ダウンロードと会員登録は初回のみ行えば良いので、まずはダウンロードから始めてみましょう!
Google Playでダウンロード
スマホの充電回数には限りあり!賢く使って寿命を延ばそう
「スマホはフル充電を300~500回繰り返すと寿命」というのが、一般的に言われていることです。ここからさらに多く使用したい場合には、バッテリーを労り、長持ちさせる使い方をしなければいけません。
スマホの省エネを心掛け、過充電と過放電を避け、適度な温度のなかで使用することで、スマホを長く愛用することができるでしょう。
また、モバイルバッテリーも消耗品ですので、買い替えるのが面倒という場合には、気軽にレンタルができるSmaChaを利用してみてください。