2030年までに世界販売の50%をEV化すると発表しているBMWにおいて、新しい時代の旗艦モデルとしても期待されている「iX」。
日本での発売は、2021年末~2022年頭になる予定ですが、世界販売は11月と正式に発表されています。
この記事では、BMW「iX」のグレード別の価格表を一覧にして、気になる発売日・詳細なスペック・グレードごとの違いなどについて解説します。
読み終えれば、あなたも今までより一層「iX」を購入したくなるはずなので、ぜひ購入前の参考材料としてみてください。
BMW iXとは?
BMW「iX」は、BMWが発表している初のクロスオーバーSUVタイプの電気自動車。
同社の公式サイトでも「次世代のパイオニア」と表記しているように、これからBMWの電動化戦略を牽引していくフラッグシップモデルであるとの呼び声も高いです。
SUVタイプは、実用性の高さとエクステリアのかっこよさから、世界的に非常に人気が高く、各社SUVモデルの開発には力を注いでいます。
世界のEV市場を見ると、SUVタイプのEVは、
- テスラ「モデルX」
- プジョー「e-2008」
- ベンツ「EQA/EQC」
など増えてきており、今後もかなり競争は熾烈になっていく見込み。
そんな中で市場に投入されるBMW「iX」は、日本でも根強いBMWファンが多いことから、人気が高まっていくモデルであるということが予想されます。
「iX」のクルマとしての魅力は、なんといってもSUVらしい力強く安定感のある走り心地と、大容量のバッテリー。
「xDrive50」モデルのバッテリー容量は105.2kwh、航続距離が最大630kmと、電気自動車の弱点である、航続距離を心配する必要はほぼありません。
価格は1,150万円〜とハイエンドな高級車価格ではありますが、価格に合うだけの性能・装備は兼ね備えています。
BMWは長らくコンパクトカーEV「i3」を中心に電気自動車の販売を行なってきましたが、SUVモデルではありませんでした。
初のSUVモデルなだけに、販売前から多くの購入検討者に注目を集めている車種のひとつなのです。
BMW iXのグレード別価格一覧
BMW「iX」におけるグレードは、以下の2グレードが発表されています。
xDrive40 | xDrive50 | |
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画像 | ||
現行生産 | 2021年末発売予定 | 2021年末発売予定 |
販売価格 | 11,550,000円~ | 13,730,000円~ |
バッテリー容量 | 71kwh | 105.2kWh |
航続距離(WLTC) | 425km | 630km |
電費 | 約5.9km/kwh | 約6.0km/kwh |
急速・普通 | 急速◯ 普通◯ | 急速◯ 普通◯ |
「xDrive40」と「xDrive50」の違いは航続距離(バッテリー容量)
「iX」で用意されている2グレードには、
- xDrive40…425km(71kwh)
- xDrive50…630km(105.2kwh)
と航続距離(バッテリー容量)に大きな違いがあります。
2つのグレードの間には、約200万円ほどの差があるので頻繁にロングドライブするような方ではなく、航続距離を特に気にしないのであれば「xDrive40」でも問題ないでしょう。
10分間以内の充電で120km以上の走行距離
電気自動車は充電に長い時間がかかってしまうことも、大きなデメリットとされてきました。
しかし「iX」モデルなら、最大200kwのDC急速充電が可能で、10分以内の充電で120km以上の走行距離を実現。
すぐに充電を終えたい方にとっても、「iX」モデルなら煩わしさを感じることなく充電することが出来ます。
BMW側も現在、全国160箇所の正規ディーラーに急速充電器の設置を進めており、2021年以内には70%のディーラーで設置完了見込み。
10分間の充電で120kmの航続距離を伸ばせるというのは、大きな魅力なので、この機会にぜひ試してみてはいかがでしょうか。
まとめ|BMW iXは自分の好みに合わせてグレードを選択しよう
BMWから発売される「iX」は、世界的に人気のSUVモデルEVというだけあって、多くの方の購入が見込まれます。
現行の「xDrive40」「xDrive50」は価格差が200万円ほどあるため、希望する航続距離にしたがってグレードを選ぶのがおすすめです。
同社は今後も「iX」だけでなく、「iX3」「i4」などの新型EVを年内に発表する予定。
電動化戦略に舵を切ったBMWは、今後もますますEV化に力を入れていく見込みなので、ぜひ他のモデルにも注目してみてくださいね。