英国発の高級自動車メーカーとして知られており、日本国内でも根強いファンが多い「ジャガー」。
高級車としてのイメージが強いジャガーですが、実は近年、他の欧州自動車メーカーと同様、電気自動車(EV)の開発・販売に力を注いでいます。
また2025年までに、全てのモデルを電気自動車(EV)化することを発表しており、次世代の電気自動車メーカーになることも期待されているメーカーです。
この記事では、2021年現在、ジャガーから販売されている電気自動車(EV)の車種一覧とともに、現況・今後の戦略などについても紹介します。
読み終えれば、現在ジャガーはどんな車種を発表していて、今後どんなメーカーになっていくのか想像できるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。
ジャガーの電気自動車(EV)における現況
もともとイギリスの高級車メーカーとして人気のブランドだったジャガーは、2008年からインドのタタ・モーターズの傘下に入っています。(それ以前は米国・フォード傘下)
タタ・モーターズ傘下には、同じイギリスの高級四輪駆動ブランド「ランドローバー」がおり、ジャガーランドローバーとして経営統合されています。
日本では昔から根強い人気があり、高級車ブランドとして「ジャガー」を選ぶファンも多く、現在もその人気は健在。
電気自動車(EV)に関しては、ブランド初のEV「I-PACE」を2019年に発表し、各所で高い評価を受けています。
2021年上半期の決算では、売上高は115億0400万ポンド(約1兆7590億円)、前年同期の82億8500万ポンドに対して、39%の増加と比較的に好調。
今後は更にEV化を進めていくことが予想されており、EV化に対して強い信念を持っていることが伺えます。
ジャガーの電気自動車(EV)一覧
2021年現在、ジャガーから販売されている電気自動車(EV)は「I-PACE」の1車種のみ。
I-PACE | |
---|---|
画像 | 引用元:ジャガー公式サイト |
現行生産 | ◯ |
販売年 | 2019年 |
販売価格 | 10,050,000円 |
バッテリー容量 | 90kwh |
航続距離 | 377km |
電費 | 約4.2km/kwh |
急速・普通 | 急速◯ 普通◯ |
通常のEV車とは異なる、高級感のある内装・走り心地が人気な車種なので、興味のある方はぜひ検討してみてください。
I-PACE
現行生産 | ◯ |
販売年 | 2019年 |
販売価格 | 10,050,000円 |
バッテリー容量 | 90kwh |
航続距離 | 377km |
電費 | 約4.2km/kwh |
急速・普通 | 急速◯ 普通◯ |
「I-PACE」はジャガーにおける、次世代を象徴するモデルとして、その性能・洗練性・実用性を兼ね備えたハイエンドEVとして話題を集めました。
実際に電気自動車(EV)では、走り心地の物足りなさ等が指摘されるものの、4輪駆動の強力モーターは0-100km/hを約4.8秒の加速時間で実現。
また次世代型EVとして、専用アプリ「Go I-PACEアプリ」も採用されており、航続距離計算などが可能となっています。
2022年には、より機能性に磨きをかけた新型モデルのリリースも発表しており、ますます磨きのかかった走りに注目です。
ジャガーの電気自動車(EV)の今後の展望・戦略
ジャガー運営会社の「ジャガーランドローバー」では、2021年2月に新グローバル戦略として「REIMAGINE」を発表。
内容として主に語られたのは、ジャガーの全モデルにおけるフルEV化で、2025年までに全てのモデルをEV化するという旨を宣言しました。
「Reimagine」(=再考)という言葉の通り、ジャガーは高級ピュアEVブランドに生まれ変わる予定で、歴史を刷新して新しくなることを選択。
また日本向けの戦略としては、全国展開するすべてのディーラーに充電設備を設けることを約束しており、その他にもウェスティンホテルなど高級宿泊施設と強力して設備を拡大していきます。
この4年間で大きな変革をすることを決めた、老舗イギリス高級車ブランドに、今後も目が離せません。
まとめ|ジャガーの電気自動車(EV)「I-PACE」の購入はアリだが今後にも期待!
ジャガーは2025年までに、電気自動車(EV)メーカーとして生まれ変わることを消費者に向けて宣言しました。
今後は、ますます様々な車種でEV化が行われていくことが予想され、I-PACE以外にも選択肢が増えるでしょう。
ただ今のところ、次期モデルが発表されていないため、次の車種が発表されるまでには少し時間がかかりそうです。
2022年には新型の「I-PACE」の発売が決まっているので、今ジャガーのEVを買うなら、来年の新しいモデルを買うのもおすすめです。
2~3年待てるという方は、EVメーカーとして変革するジャガーを見守りつつ、新しい車種が出てくるのを待ってみてもいいかもしれません。