快適なインターネット環境の構築に欠かせない存在となっているWi-Fiルーター。
これから一人暮らしを始める前に「Wi-Fiルーターを購入しておきたい!」と考えている方も多いですよね。
しかしWi-Fiルーターは種類・性能・価格などが様々で、いざ選ぼうと思っても、自分の環境に適した製品は一体どの商品なのか迷ってしまいます。
今回ご紹介する記事では、一人暮らしでWi-Fiルーターの購入を考えている方に向けて、
- 一人暮らしに向けたWi-Fiルーターを選ぶときのポイント
- Wi-Fiルーターのおすすめ人気メーカー
- 一人暮らしにおすすめのWi-Fiルーター
について解説します。
読み終われば、一人暮らしの方に、最適なWi-Fiルーターが分かり、自分がどの製品を選べば良いのか分かるので、ぜひ最後までご一読ください。
一人暮らしでWi-Fiルーターを選ぶときのポイント4つ
一人暮らしの方がWi-Fiルーターを選ぶポイントは主に、
- 通信規格
- 対応周波数
- 接続可能台数
- コストパフォーマンス
の4つです。
通信規格
Wi-Fi通信では「IEEE 802.11」という通信規格が普及しています。
現在は6つの規格が存在し、新しい規格ほど通信速度が速くなります。
通信規格 | 最大通信速度 | 周波数 |
---|---|---|
IEEE 802.11b | 11Mbps | 2.4GHz |
IEEE 802.11g | 54Mbps | 2.4GHz |
IEEE 802.11a | 54Mbps | 5GHz |
IEEE 802.11n | 600Mbps | 2.4Ghz・5Ghz |
IEEE 802.11ac | 6.9Gbps | 5Ghz |
IEEE 802.11ax | 9.6Gbps | 2.4GHz・5GHz |
語尾に11axとついているものが、最も通信速度が速い規格です。
11axを選ぶのが1番良いと思うかもしれませんが、一人暮らしをしている人はマンションやアパートなどの集合住宅で部屋を借りている方がほとんど。
マンションやアパートでは、それぞれの部屋に回線を共用しているため、超高速通信を実現することはまずありません。
11ac・11nに対応に対応したルーターであれば、十分な性能だといえます。
対応周波数
Wi-Fiルーターには「2.4GHz」「5GHz」という2つの周波数帯域があります。
2.4Ghz帯はほとんどの機器に対応している周波数で、壁などの障害物が多い場所でも電波が届きやすいという特徴があります。
しかし、電子レンジやBluetoothなどが発する電波と同じ帯域であるため、電波が混線してしまいやすく、集合住宅で使用すると通信が不安定になる可能性が高いです。
5GHz帯は「障害物に弱い」というデメリットがありますが、2.4GHzのような電波混戦が置きづらく、安定性が高いのが特徴です。
マンションなどの集合住宅に一人暮らしをされる場合は、5GHzに対応している機器を選ぶことをおすすめします。
接続可能台数
Wi-Fiルーターは、同時に接続できる端末の台数が機種によって、それぞれ異なります。
一人暮らしの場合、そこまで接続台数は必要ないと思うかもしれませんが、スマホ・タブレットのみならずゲーム機や家電など、複数の端末にネット接続する機会は多いです。
Wi-Fiルーターの購入前に、機器の接続可能台数は把握しておきましょう。
コストパフォーマンス
高性能のWi-Fiルーターは数多くありますが、1人暮らしの方が使用する場合、遠くの場所にWi-Fiを飛ばす高価格帯のモデルはオーバースペックといえます。
使用する環境に応じ、適切な価格のWi-Fiルーターを購入しましょう。
Wi-Fiルーターおすすめ人気メーカー4社
Wi-Fiルーターの開発を手がける主要人気メーカー
- BUFFALO
- NEC
- I-O DATA
- TP-LINK
の4社について紹介します。
BUFFALO
Wi-Fiルーターなどの無線LAN機器のみならず、多数の周辺機器を開発・販売している大手メーカーです。
広い部屋に電波を届けられる、ビジネス向けタイプから一人暮らし用のワンルームタイプまで、様々な環境ニーズに合わせたWi-Fiルーターを販売しています。
コストパフォーマンスに優れた製品も多いため、手軽にWi-Fi環境を整えたいという方にもおすすめのメーカーです。
NEC
とても長い歴史を持つ電機機器メーカーです。
Wi-Fiルーターは「Aterm」と呼ばれるブランドで販売し、手軽に購入できる低価格モデルから「Wi-Fi6」に対応した高性能モデルまで、多数のWi-Fiルーターを揃えています。
スマートフォンアプリとの連動機能や自動電源オフ機能など、Wi-Fiルーターを快適に使用するための機能を多数搭載しているのも特徴です。
I-O DATA
主にパソコン関連の周辺機器を製造・販売している老舗メーカーです。
I-O DATAが取り扱っているWi-Fiルーターは初期設定も簡単で、スマホ・タブレットのカメラでQRコードを読み取るだけで接続できる「QRコネクト」を搭載し、初心者でも簡単にWi-Fiルーターを使えるよう工夫しています。
TP-LINK
TP-LINKは中国に本社を置き、ネットワーク製品の製造・販売を主に展開しているメーカーです。
高機能でありながら価格の安いモデルを提供しており、評判も良く、近年とても注目されているメーカーです。
一人暮らしにおすすめのWi-Fiルーター8選
NEC Aterm PA-WG1200HS4
通信規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
対応周波数 | 2,4GHz・5GHz |
接続可能台数 | 15台 |
端末価格 | 4,000~5,000円程 |
NECの独自技術「μEBG構造」を搭載し、電磁ノイズを遮断することで安定した無線通信を可能にしたWi-Fiルーターです。
5ghz帯と2.4ghz帯のどちらも兼ね備えたデュアルバンドモデルで、通信規格は11acの規格に対応。
最大通信読度は867Mbpsと十分に優れた性能をもつルーターです。
NEC Aterm WG1900HP2
通信規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
対応周波数 | 2,4GHz・5GHz |
接続可能台数 | 18台 |
端末価格 | 7,000~10,000円程 |
高機能でありながらサイズもコンパクトで値段もお手頃のWi-Fiルーター。
通信規格は11acに対応し最大通信速度は1300Mbpsと非常に速いです。
また「WG1900HP2」のタイプは、Amazon「無線・有線LANルーター」部門にて、Amazon choiceにも選ばれており、人気のスタンダードモデルである証拠もあります。
専用のアプリをスマートフォンにダウンロードすれば、接続されている機器をまとめて表示することができ、セキュリティ面でも優れています。
BUFFALO WCR-1166DS
通信規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax |
対応周波数 | 2,4GHz・5GHz |
接続可能台数 | 20台 |
端末価格 | 5,500円 |
通信規格は11acに対応し、最大通信速度は最大866Mbps。
ビームフォーミング機能も搭載されていながら価格も抑えられています。
推奨された部屋の動作環境は2LDK向けと、一人暮らしをしている人には十分な性能をもっていますね。
BUFFALO AirStation WSR-1166DHPL2/N
通信規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
対応周波数 | 2,4GHz・5GHz |
接続可能台数 | 12台 |
端末価格 | 4,000~6,000円 |
Wi-Fi規格は11acに対応し、最大通信速度は866Mbpsと十分な速さ。
接続可能台数も多く、複数台の機器に接続しても通信速度がほとんど変わりません。
初期設定もスマホのみで簡単に設定可能で、高速通信方式「IPv6」に対応し、ビームフォーミング機能も搭載。
これだけ高機能でありながら価格も4,000円台で購入可能と、エントリーモデルとしても非常におすすめしたいWi-Fiルーターです。
I-O DATA WN-SX300FR/E
通信規格 | IEEE802.11a/b/g/n |
対応周波数 | 2,4GHz |
接続可能台数 | 4台 |
端末価格 | 3,000~5,000円 |
高速通信方式「IPv6」に対応しているWi-Fiルーターです。
外部からWi-Fi接続しようとする端末に対し、接続を拒否することが出来る「Wi-Fiマモル」が搭載されており、セキュリティ面でも優れています。
縦置きだけで無く、壁掛けも可能で設置がしやすい点も魅力です。
I-O DATA WN-DAX1800GR
通信規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax |
対応周波数 | 2,4GHz・5GHz |
接続可能台数 | 20台 |
端末価格 | 7,000~9,000円 |
最新の通信規格11ax(Wi-Fi6)に対応したルーターです。
同時接続台数は20台と多く、自宅で接続する機器が多いという方にもおすすめです。
TP-Link TL-WR940N
通信規格 | IEEE802.11b/g/n |
対応周波数 | 2,4GHz |
通信範囲 | 2LDK |
端末価格 | 2,000~3000円 |
2,000円台で購入できる低価格Wi-Fiルーターです。
3本の外部アンテナを搭載しているのが特徴で、通信規格は11n対応。
Wi-Fi速度は450Mbps、電波の範囲も2LDKまでカバーと価格を考えても十分に優れた機能が搭載されています。
TP-LINK Archer AX10
通信規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax |
対応周波数 | 2,4GHz・5GHz |
接続可能台数 | 30台 |
端末価格 | 5,000~6000円 |
次世代通信規格11ax(Wi-Fi6)に対応し、比較的お手頃な価格を実現したWi-Fiルーターです。
最新規格に対応しているモデルは高額になりがちですが、「Archer AX10」は5,000円台で購入できる抜群のコストパフォーマンスを実現しています。
専用アプリを使えば、簡単に設定が完了する点も高評価です。
一人暮らしのWi-Fiルーターはスペック・価格を考えて選ぼう
Wi-Fiルーターはとても種類が多く、それぞれ特徴・性能・価格が大きく異なるので、慎重に自分に合ったルーターを選ぶようにしましょう。
本記事で紹介した情報を参考に、自分のベストなWi-Fiルーターを見つけ、快適な一人暮らしライフを過ごしてみてくださいね。