外出時や旅行中、出張時にスマホのバッテリーがなくなると不安ですよね。そんなとき、真っ先に思いつくのが、コンビニでのモバイルバッテリーの購入でしょう。しかし「コンビニのモバイルバッテリーはすぐに壊れそう」という声もあります。本記事ではコンビニで販売されているモバイルバッテリーの性能や価格についてご紹介します。
モバイルバッテリーはコンビニで買える
「そもそもコンビニでモバイルバッテリーって買えるの?」という疑問があるでしょう。『セブンイレブン』・『ファミリーマート』・『ローソン』・『ミニストップ』などの大手コンビニはもちろん、大手以外でもモバイルバッテリーが販売されています。
コンビニによって多少の違いはありますが、USBやイヤホンなどの電子機器が販売されているコーナーに置いてあることがほとんどです。
また、各コンビニにいくつかの種類のモバイルバッテリーが販売されているので、用途に合わせて最適なものを購入できます。
コンビニのモバイルバッテリーの性能と価格
コンビニでモバイルバッテリーを購入する際に不安なのが、性能と価格です。コンビニで販売されているモバイルバッテリーは、「性能が低くいのに割高でその場しのぎ」といったイメージはありませんか?
コンビニで販売されているモバイルバッテリーについて、
- 充電速度
- 充電要領
- 充電方法
- 価格
以上4つの観点でご紹介します。
充電速度
コンビニで販売されているモバイルバッテリーの充電速度は遅いです。具体的には、iPhoneを購入したときについてくるACアダプタによる充電速度の半分〜3分の2程度の充電速度です。
iPhoneのACアダプタでの充電速度を「2A(アンペア)」とすると、コンビニのモバイルバッテリーの充電速度は「1A〜1.5A」です。
充電しながらスマホを使えば問題ありませんが、短時間で充電をMAXまで回復させることはできません。充電速度が早いモバイルバッテリーも販売されていますが、その分値段が高くなってしまいます。
充電容量
コンビニで販売されているモバイルバッテリーの充電容量は少ないです。モバイルバッテリーがMAXまで充電されていても、スマホによっては1回分も充電できないことがあります。
コンビニで販売されているモバイルバッテリーの容量は、約2,500mAh(ミリ・アンペア・アワー)です。そして実際に充電に使うことができる容量は、記載されている容量の60%程度なので、1,500mAh程度です。
iPhone Xのバッテリー容量が2,716mAhなので、コンビニのモバイルバッテリーでiPhone Xを充電した場合、充電は55%程度までしか回復しないことになります。
iPhone最新機種のバッテリー容量をまとめました。
機種 | バッテリー容量(mAh) |
iPhone 8 | 1821mAh |
iPhone 8 Plus | 2691mAh |
iPhone X | 2716mAh |
iPhone XS | 2658mAh |
iPhone XS MAX | 3174mAh |
iPhone XR | 2942mAh |
iPhone 11 Pro | 3046mAh |
iPhone 11 Pro MAX | 3969mAh |
充電方法
モバイルバッテリーの充電方法は、ACアダプタを接続して充電することが一般的です。しかしコンビニでは、乾電池で充電するタイプのモバイルバッテリーも販売されています。
コンビニで販売されているモバイルバッテリーは、充電容量が少ないとお伝えしました。しかし、乾電池タイプのモバイルバッテリーであれば、電池の分だけ充電ができます。スマホ1回分も充電できずに困るということもありません。
ただ、長く使う場合はその分電池を買い足さなければならないので、ACアダプタタイプのモバイルバッテリーと比べてお金がかかります。
価格
コンビニで販売されているモバイルバッテリーの価格は、1,000〜3,500円程度です。電池式のものが安く、充電式のものが高いです。
自宅にモバイルバッテリーを忘れたなどの理由で、一時的にモバイルバッテリーが必要な場合には電池式のモバイルバッテリーを購入しましょう。
一方、モバイルバッテリーを持っておらず、コンビニで購入して今後も長く使う場合には、充電式のモバイルバッテリーがおすすめです。
コンビニでモバイルバッテリーを買うメリット
コンビニでモバイルバッテリーを購入するメリットは2つあります。
購入後すぐに充電できる
モバイルバッテリーは購入時にすでに充電されているので、購入後すぐに使えます。どうしてもスマホが必要なときや、手持ちのモバイルバッテリーの充電が切れてしまったときにも役立ちますよ。
充電の速度は決して速くありませんが、充電しながらでもスマホを使うことができるのです。
どこにいても手に入る
コンビニは日本全国至る所にあります。
家電量販店やECサイトでの購入と比べるとコスパは悪いですが、どこにいても手に入る安心感がありますよね。出先でスマホの充電が切れて、どうしてもモバイルバッテリーが必要になったときに役立つでしょう。
コンビニでモバイルバッテリーを買う際の注意点
コンビニでモバイルバッテリーを購入する際の注意点は2つあります。
選択肢が少ない
どのコンビニにもモバイルバッテリーは売っていますが、決して種類は多くありません。1つのコンビニで販売されているモバイルバッテリーの種類は平均して2〜4種類です。
そのため、必要な充電容量を満たすものや、充電速度が早いものがあるとは限りません。
iPhone用のケーブルが同封されていない場合が多い
日本で最も使用者が多いスマートフォンはiPhoneです。しかし、コンビニで販売されているモバイルバッテリーには、iPhone用のケーブルが付属していないこともあります。
せっかくモバイルバッテリーを購入したのに充電できなくては意味がありません。購入前に付属のケーブルについてきちんと確認しましょう。
緊急の際はコンビニでモバイルバッテリーを買おう
モバイルバッテリーはコンビニにも販売されていますが、家電量販店やECサイトで購入できるものと比べると、お世辞にもコスパが良いとはいえません。
しかし、コンビニはどこにでもあるので、いざというときにコンビニのモバイルバッテリーが役立つこともあるでしょう。
事前にモバイルバッテリーを用意しておくことが一番ですが、急用の際はコンビニのモバイルバッテリーを活用してみてください。