スマホやタブレットなどの充電切れを防ぐために、モバイルバッテリーを持つ人が増えています。充電がピンチになることがなければ、あまり必要性を感じない方も多いでしょう。そこで今回は、モバイルバッテリーの必要性や気になる注意点、選び方などを詳しく解説していきます。
モバイルバッテリーの必要性
あると便利なシーンを想像しながら、モバイルバッテリーの必要性を考えてみましょう。普段使いはもちろん、さまざまなシーンでモバイルバッテリーが活躍します。主な活躍シーンを3つチェックしていきましょう。
通勤・通学・旅行・出張での予備電源として大活躍
スマホやタブレットは、連絡をとったり、アプリで遊んだり、作業をしたりするなど、生活に欠かせないアイテムです。
通勤・通学や旅行、出張など、外出先にも必ず持っていくものであり、電池が切れてしまうと連絡や作業などができず困るでしょう。
そんなときにモバイルバッテリーを持っておくと、2次電源として外出先でもスマホを充電できます。スマホを使う機会が多い方や、アプリや動画再生を楽しみたい方などは、充電切れに備えて持っておくと便利です。
災害時の連絡手段確保に役立つ
地震や豪雨などの災害が起きると、普段使用できる電源が使えなくなることがあります。注意しなければならないことは、電池が切れてしまうとスマホが使えないので、連絡手段が途絶えてしまうことです。
モバイルバッテリーを持ち運んでいれば、万が一災害で電源が確保できずバッテリーがピンチになっても安心です。
電源のないアウトドア環境でも充電できる
アウトドア環境では、電源が設置されていない場合が多いので、電源の確保にモバイルバッテリーが活躍します。
連絡手段を確保することはもちろん、音楽再生や写真・動画撮影などスマホを利用する場面で、「電池が切れていて肝心なときに使えなかった」と後悔することがなくなりますね。
モバイルバッテリーの気になる注意点
モバイルバッテリーは、外出先や災害時、アウトドア環境などの2次電源として便利なアイテムです。ただ、気になるポイントもあり、注意が必要になります。主な注意点を4つご紹介していきます。
持ち物が増えてバッグが重くなる
モバイルバッテリーは、容量が大きくなるほど、サイズ・重量も大きくなる傾向があります。充電器本体と合わせてケーブルも必要なので、手荷物が増え、バッグが重くなりがちです。
できるだけ身軽に出かけたいという方にとっては、少々邪魔に感じるでしょう。
飛行機の持ち込みに制限がある
飛行機を使用した旅行や出張などに、モバイルバッテリーを持参することもあるでしょう。飛行機の持ち込みには、いくつかの制限があります。
電力が小さければ持ち込めますが、100~160W程度のモバイルバッテリーは2個までなど、制限がかけられていることがあります。預け荷物としてはNGです。
モバイルバッテリーは、圧力が加わって発火するおそれがあるため、制限を守って機内に持ち込みましょう。
PSEマークがついていない商品は個人売買も禁止
経済産業省が定めた電気用品安全法に基づいて、モバイルバッテリーはPSEマークを取得した商品しか販売することができなくなりました。店頭販売はもちろん、個人売買もできないので、商品を購入する際には注意しましょう。
寿命を超えて使用するのは危険
モバイルバッテリーは経年劣化するので、寿命があります。持っていられないほどの熱を発したり、膨らんだりしている場合は、寿命を迎えていると言えるでしょう。
通常の使用で燃えるなどの危険は起こりにくいですが、強い衝撃が加わると危険が及ぶ可能性があるので、買い替えるのがおすすめです。
モバイルバッテリーの寿命を長くする使い方
モバイルバッテリーは便利なアイテムですが、使い方次第では寿命が短くなり、いざというときに使えないこともあるでしょう。寿命を長くするためには、モバイルバッテリーを正しく使うことが大切です。
過充電しない
充電が100%になった後にも、充電ケーブルをつないだままにしておくと、バッテリーに負荷がかかりっぱなしになります。
劣化を早める原因になるので、寝ている間充電しっぱなしにしたり、つないだまま使用したりしないようにしましょう。
残量がゼロになる前に充電する
バッテリーの残量がゼロになった状態を放置すると、放電が過剰になり、バッテリーの寿命を縮めてしまいます。残量がゼロになる前に充電を始めるのがおすすめです。
基準としては、充電が切れるまで余裕が少しある“残量20%”になってからが良いでしょう。
高温の場所に置かない
バッテリーは、発熱に弱く劣化につながるので、高音の場所での充電は避けましょう。直射日光が当たる場所、熱のこもりやすい密閉された空間などは、充電する場所としては不向きです。
充電中はデバイスを使用しない
充電しながらアプリで遊んだり、動画を再生したりする方が多いのではないでしょうか?電力の使用と充電の両方でバッテリーに負荷がかかるので、寿命を縮める原因になります。
スマホを使用せず、できれば電源を切って通信を遮断したうえでの充電が望ましいです。
モバイルバッテリーの選び方
「モバイルバッテリーが必要だ!」と思ったら、さっそく商品をチェックしていきましょう。ただ、モバイルバッテリーは数多く販売されており、価格や機能などもさまざまで、悩んでしまうはずです。
そこでモバイルバッテリーの選び方をご紹介していきます。ポイントをおさえて、最適なモバイルバッテリーを見つけてみましょう。
1度の充電で何回充電できるか容量をチェック
モバイルバッテリーの容量は、mAhという単位で表記されています。1度の充電で何回充電できるかを見極めるポイントです。
容量の目安として、
- 5000mAh:約1.5回
- 10000mAh:約3回
- 15000mAh:約4回
- 20000mAh:約5回
ほどとなっています。
スマホを使う機会が多く、一日に数回充電が必要な方は、容量が大きめのモバイルバッテリーを選びましょう。タブレットやノートPCを充電したい際も、大きめの容量がおすすめです。
持ち運びやすいようにサイズ・重量にこだわる
モバイルバッテリーは、スマホなどと一緒に持ち歩くので、邪魔にならないようにサイズ・重量にこだわりましょう。
「分厚くてカバンが膨らんでしまう」、「重くて疲れてしまう」となると、モバイルバッテリーを持ち運ぶのが億劫になってしまいます。カバンに収まるサイズ・薄さで、持ち歩くのが苦にならない重さかをチェックしましょう。
出力が高いほどすばやく充電できる
充電の速度は、A(アンペア)で表示された商品が多いです。Aが大きいほど出力が高いので、すばやく充電することができます。2A以上のモバイルバッテリーであれば、比較的速く充電可能です。
複数のデバイスを充電するためにはポート数を確認しよう
スマホだけでなく、タブレットやPC、ワイヤレスイヤフォンなど複数のデバイスを同時に充電したいときは、ポート数が重要です。
複数のポートがあると、自分のデバイスを同時に充電できるだけなく、他の人とシェアすることもできます。多いもので4つのポートがあり、より多くのデバイスを同時充電可能です。
急速充電に対応しているか
すぐに充電したいという方は、急速充電に対応しているかを確認しましょう。USB-PD規格、Quick Charge規格などを採用しているモバイルバッテリーは、充電速度が速いです。
ただ、モバイルバッテリーだけが急速充電に対応していても、性能を発揮できません。充電ケーブルの対応出力を確かめ、急速充電に耐えられるものを選びましょう。
PCやゲーム機に使うときはUSB Type-Cに対応しているかチェック
MacBookなどのノートPCや携帯ゲーム機、Androidスマホなどは、iPhoneとは異なるUSB Type-Cという規格のコネクタが採用されています。
iPhone用のケーブルは使用できないので、USB Type-Cに対応しているかを確認しましょう。モバイルバッテリーによっては、ケーブルが複数付いています。デバイスを使い分けている方は、複数ケーブルがついた商品がおすすめです。
好みのデザイン・色を選ぶ
スマホと接続して持ち歩く際、見た目が気になるという方もいるでしょう。モバイルバッテリーのカラーは基本的にはブラックやホワイトですが、商品によってはレッドなどカラーバリエーションが用意されています。
充電速度や容量などがまずこだわりたいポイントですが、見た目にも注目して選んでみてくださいね。
あると便利な機能
モバイルバッテリーによっては、便利な機能が備わっています。ワイヤレス充電対応、ケーブル内蔵、コンセント付き、ソーラーチャージ対応など、さまざまな機能があります。
「充電スポットのコンセントで充電したい」、「アウトドアで使いたい」など、用途やシーンに合わせて、プラスアルファの機能でモバイルバッテリーを選んでみましょう。
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必要性を理解してモバイルバッテリーを活用しよう
スマホやタブレット、PCなどは、生活や外出先、災害時などさまざまなシーンで欠かせないアイテムです。
充電が切れてしまうと、連絡や作業などができなくなってしまうので、2次電源としてモバイルバッテリーは必要性が高いと言えるでしょう。
モバイルバッテリーを選ぶ際は、サイズ・重量や出力、ポート数などのポイントをおさえた商品選びが大切です。街中で充電切れのピンチになったら、「SmaCha」を利用してみましょう。
モバイルバッテリーの必要性を理解して、ぜひ購入・利用してみてくださいね。