最近のモバイルバッテリーは種類がさまざまなため、どれを選んで良いか悩みますよね。そんなときは種類や条件によって異なる正しい料金相場を知ることで、より適切なものを選ぶことができます。今回はモバイルバッテリーの料金相場や、自分で買わずにシェアするという方法をご紹介します。
モバイル バッテリーの相場を細かく見てみよう
モバイルバッテリーの価格は1,000円程度から10,000円程度と幅広く、まずは適正な相場を知りたいところです。しかし一概に断定することは難しく、セグメントごとに見ていくと分かりやすくなります。
モバイルバッテリーの種類や販売場所で相場は異なる
最初に確認したいのは、モバイルバッテリーの種類やブランド、販売場所などによって相場が変動します。
同じ容量のモバイルバッテリーでもブランドごとに価格設定が違い、同じメーカーで同じ型番のモバイルバッテリーでも、店頭価格とネットでは料金が異なることがあるのです。
それぞれの相場を知ることで、適切な相場でモバイルバッテリーの購入がしやすくなります。
モバイルバッテリーの容量で相場がかわる
モバイルバッテリーの金額を大きく変動させるひとつの要因が容量です。充電式の電気製品は、mAh(ミリアンペアアワー)という単位でバッテリーの容量が表されます。これが大きいほど充電できる容量が大きいということです。
よく販売されている代表的な容量3パターンの相場について、見てみましょう。
5,000mAhのモバイルバッテリー相場
スマホ1回分のフル充電分程度の容量なのが、5,000mAhのモバイルバッテリーです。スマホの充電は、1日程度ならもつというライトユーザー向けの容量で、もしものときのためにと持っている方も多いでしょう。
容量が少ない分料金も安く、相場は1,000~4,000円前後となっています。
10,000mAhのモバイルバッテリー相場
10,000mAhのモバイルバッテリーは、スマホの機種によって2.5~3.5回程度充電できる容量です。何気ない空き時間にもスマホを利用するなら、この程度の容量は持っておくと安心できます。
モバイルバッテリーの中でも売れ筋の容量で、1,500~10,000円程度と相場に幅があるのが特徴です。
20,000mAhのモバイルバッテリー相場
20,000mAhのモバイルバッテリーは大容量タイプとなり、音楽や動画、ゲームを頻繁に楽しむ方向けです。
スマホの機種によって4.5~7回程度の充電が可能で、1日に何回も充電が必要という方は20,000mAhのモバイルバッテリーがおすすめです。
容量が大きい分価格も上がり、2,500~15,000円程度となります。
モバイル バッテリーのブランドによる相場の違い
容量が大きくなるほどモバイルバッテリーの価格も上がりますが、同じ容量の中でも大きな差が出ることがあります。これはブランドによる差が影響していることが大きいでしょう。
超有名ブランド
『ソニー』や『エレコム』、『バッファロー』など多くの方が知っているブランドから出ているモバイルバッテリーは、相場の中でも高価格帯になることが多いです。
知名度から使用するときの安心感もありますし、保証内容が手厚いなどのメリットもあるため、少々値段が高くても根強い人気があります。
5,000mAh | 3,000~5,000円程度 |
10,000mAh | 5,000~10,000円程度 |
20,000mAh | 10,000~20,000円程度 |
よく見かけるブランド
モバイルバッテリーの分野で有名なブランドである、『アンカー』や『チーロ』、『マクセル』などは、超有名ブランドより少し安くなります。そのため利用している方も多く、価格帯と信頼度が安定しています。
5,000mAh | 2,000~3,000円程度 |
10,000mAh | 3,000~4,000円程度 |
20,000mAh | 5,000~10,000円程度 |
爆安ノーブランド
まったく聞いたことのないようなブランドからもモバイルバッテリーは発売され、その安さは群を抜いています。
価格の魅力から選んでいる方も多いですが、故障しやすかったり不良品だったりというようなこともあり、信頼性には劣るケースもあるようです。
5,000mAh | 1,000~2,000円程度 |
10,000mAh | 1,500~3,000円程度 |
20,000mAh | 2,000~5,000円程度 |
ECサイトの方が実店舗より安く購入しやすい
容量とブランドだけでなく、どこで購入するかでも相場が変動します。代表的な購入場所は家電量販店などの実店舗と、ネット上で購入できるECサイトでしょう。
両方の価格帯を見てみるとまったく同じモバイルバッテリーでも、ECサイトの方が安い傾向にあります。実店舗を持たずにECサイトのみで販売しているお店は、経費を安く抑えることができるため、商品の価格も抑えられることができるのです。
ECサイトの相場
ECサイトのモバイルバッテリーは、定価より安くなって売られているケースが多く、『Amazon』や『楽天』など有名なECサイト内の中で、価格競争が行なわれていることもあります。
定価から数%の割引は当たり前で、日によっては半額程になっていることもあるでしょう。しかし、有名ブランドはあまり割引されないことが多く、実店舗とさほど変わらない値段ということもあります。
家電量販店の相場
家電量販店のモバイルバッテリーは定価で売られていることが多く、種類もECサイトより劣ります。急に必要となった人が価格度外視で購入するケースがあるため、ECサイトと競うように安くする必要がないというのも、ひとつの要因のようです。
ただ、店舗ごとにポイント付与などの特典があるため、総合したらどちらが得なのかを確認するのがおすすめです。
その他実店舗の相場
その他実店舗では、コンビニなどが挙げられます。コンビニでは乾電池式の充電器が主流で、その価格は1,000~2,000円程度と比較的安いのが魅力です。
乾電池を取り換えなければいけないので、長い目で見ればコスパは悪いですが、緊急性が高い充電が必要になった場合は、コンビニで購入するのもありですね。
コスパ重視ならノーブランド×低容量のものをECサイトで購入する!
さまざまな観点から相場をチェックしましたが、コスパ重視で選ぶならノーブランドで低容量のモバイルバッテリーを、ECサイトで購入するのがおすすめです。
モバイルバッテリーの使用頻度が高いという方は、安心して使用できるそこそこ有名なブランドから、10,000mAh程度の容量を選び、こちらもECサイトで探すのが賢明でしょう。
ECサイトなら多くの商品を比較することもでき、思わぬ掘り出し物が見つかることもあるかもしれません。
料金相場だけじゃない!モバイルバッテリーを選ぶポイント
たくさん種類のあるモバイルバッテリーは、価格だけで選ぶと失敗の元なので注意が必要です。他にも機能面に細かな違いがあるので、選ぶときのポイントを見てみましょう。
充電スピードを表すA(アンペア)をチェック
スマホを何回充電できるかを重要視すれば容量で判断するのが良いですが、それと同じくらい充電スピードも大切です。複数回充電できるモバイルバッテリーでも、フル充電までに何十時間もかかっていたら、使い勝手が悪く感じるでしょう。
充電スピードはA(アンペア)という単位で表され、値が大きいほどスピーディーに充電可能です。タブレットの充電も考えているなら2A以上必要なことが多いので、それを目安に選んでみてください。
さらに“QuickCharge(QC)”や“USB PD”に対応していれば、急速充電が可能なタイプですので、早急に充電したいときなどに役立ちます。
ポートは何個必要?
同時に複数の端末を充電したいという方は、ポート数にも注目しましょう。ポートとはUSBなどの差し口のことで、数の分だけ端末を充電することが可能です。
このとき注意したいのは最大出力値で、ポートごとに決まっているタイプと、ポート合計の出力値で決まっているタイプがあります。ポート合計の出力値タイプの場合、最大出力値が高いものを選ばないと同時に充電するときのスピードが遅くなるので、注意してください。
ケーブルやACアダプターの有無
モバイルバッテリー自体にケーブルが一体化しているタイプと、ケーブルの取り外しができるタイプがあります。
取り外し可能の場合はiPhone用やandroid用など好きなケーブルに変えられ、充電口のタイプに合わせることができ便利です。ただ、一緒に持ち運ばないと充電ができないので、忘れないように気をつけてください。
また、充電回数が多い場合は、モバイルバッテリーがACアダプターになるタイプのもの探すと便利でしょう。コンセントに直接差して充電できるので、モバイルバッテリー自体の充電がピンチというときも、カフェなどで充電が可能です。
本体サイズは適切か
モバイルバッテリーは持ち歩いて使用する場面が多いので、サイズや重さは重要です。どんどん軽量化されコンパクトになってはいますが、やはり容量が多いものはサイズが大きくなる傾向にあります。
身軽な格好なときや小さな鞄のときには持ち歩けないということがないよう、なるべくコンパクトなものがおすすめですよ。だいたい150g前後のものは持ち運びしやすいので、チェックしてみてください。
あると嬉しい付加機能
最近は単純な充電機能だけでなく、あると便利だと感じる付加機能がついているモバイルバッテリーが増えています。
例えば、ソーラー充電やワイヤレス充電ができるものや、多少の水なら問題ない防沫機能、災害時に役立つLEDライトつきなど、目的に合わせて付加機能つきのものを選びたいですね。
“PSEマーク”があるか必ず確認
総務省は安全のために、2019年2月1日からモバイルバッテリーにもPSEマークをつけることを義務づけました。PSEマークは一定の安全基準をクリアしている証であり、現在このマークのないモバイルバッテリーは製造、販売、輸入のどれもが禁止になっています。
ネット通販で相場より安い商品があった場合は、特に注意してPSEマークの有無を確認しましょう。
モバイルバッテリーシェアリングサービスSmaChaもおすすめ!
モバイルバッテリーを購入しようとすると、チェックしたいポイントがいくつもあり悩んでしまいがちです。そんなときは、モバイルバッテリーシェアリングサービスのSmaChaを利用する、という方法があります。
SmaChaってどんなサービス?
まずはSmaChaの特徴を見てみましょう。
モバイルバッテリーをシェアする時代へ
外出時にスマホなどの充電が切れたら、今までは自分のモバイルバッテリーで充電をするか、街中で充電用のコンセントを探して充電器から充電するというのが一般的でした。
しかしこれからは、SmaChaのスポットを探して、モバイルバッテリーをレンタルするということが可能になります。自分のモバイルバッテリーを所持する必要がなく、みんなでシェアリングすることでこれまで以上にスマホ充電が簡単になりました。
SmaChaはこんな方におすすめ
- モバイルバッテリーは種類がありすぎて何を購入して良いかわからない
- モバイルバッテリーを持ち歩くのが面倒
- モバイルバッテリー自体の充電をし忘れることがよくある
- 安くスマホを充電したい
モバイルバッテリーの種類はどんどん増えているので、自分に最適なものを見つけるのはなかなか難しいです。そんな方は購入せず、SmaChaでシェアリングしてしまうと楽でしょう。
モバイルバッテリーは容量によってサイズが大きくなりやすく、持ち運びが億劫と感じることがありますよね。
SmaChaなら必要なときにレンタルし、充電が終われば借りた場所でなくても最寄りのスポットにすぐに返却できるので、持ち運びのストレスが軽減できます。
モバイルバッテリーは充電式のものが多く、それ自体を充電しておかなければスマホの充電はできません。
充電が無くなっているのを忘れて持ち歩き、必要なときに使用できなかったなんてことも起こりえますが、SmaChaならその心配がなく安心です。
モバイルバッテリーを自分用で持つとなると、最初にある程度の費用がかかりますが、SmaChaなら1日(24時間)レンタルで100円、7日(168時間)レンタルでも700円と格安で使用することができます。
もし返却を忘れてしまっても、7日の使用料プラス1,500円を支払うことで買い取れるので安心です。
使い方はとっても簡単
SmaChaの使い方は、たったの6ステップです。
- SmaChaアプリをダウンロード
- 初回のみユーザー登録
- ログインして最寄りのSmaChaスポットを検索
- 店舗などに設置してあるSmaChaチャージャーを見つける
- レンタルするためQRコードをスキャンして料金を支払う
- 使用が終わったら最寄りのSmaChaチャージャーに返却でOK
SmaChaアプリのダウンロードはこちらから!
SmaChaを利用するには、まずアプリをダウンロードする必要があります。必要なユーザー情報を登録すれば、あとは最寄りのSmaChaスポットでレンタル可能なので、早速ダウンロードをしてみましょう!
Google Playでダウンロード
モバイルバッテリーは正しい相場を見極めて選ぼう!
モバイルバッテリーは、容量やブランド、どこで購入するかで料金相場が大きく変動します。必ずしも高いものが良いということはなく、安さだけで決めるのは不安が残ります。
自分が必要としている機能や使いやすさなども含め、しっかりと正しい相場で購入するようにしましょう。
また、モバイルバッテリーは購入するだけでなく、SmaChaのサービスを使用すれば格安でシェアリングできます。モバイルバッテリーのレンタルというスマホの新しい充電方法なので、ぜひアプリをダウンロードして使い心地を試してみてください。