工事が不要ですぐに利用でき、モバイルルーター端末よりも電波が安定しているホームルーターを自宅用の固定回線として選ぶ方が増えています。
人気のWiMAX回線にも5つのホームルーター端末がありますが、おすすめはスペックが良い最新機種。2021年4月より5Gに対応した機種も発売されています。
この記事では、WiMAX回線で選べるホームルーター5機種を徹底比較したうえで、ポケットWi-Fiとの違いについて解説をしていきます。
お得なWiMAXプロバイダもご紹介しますので、WiMAXのホームルーターを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
WiMAXホームルーターの5機種を徹底比較!
2021年8月時点、WiMAX回線で利用可能な5つのホームルーター端末は以下の通りです。
機種名 | メーカー | 発売日 | 最大下り速度 |
Speed Wi-Fi HOME 5G L11 | ZTE | 2021年6月4日 | 2.7Gbps |
WiMAX HOME 02 | NECプラットフォームズ株式会社 | 2020年1月30日 | 440Mbps |
Speed Wi-Fi HOME L02 | HUAWEI | 2019年1月25日 | 1Gbps |
WiMAX HOME 01 | NECプラットフォームズ株式会社 | 2017年2月17日 | 440Mbps |
Speed Wi-Fi HOME L01/L01s | HUAWEI | 2017年2月17日 | 440Mbps |
全機種の利用回線はWiMAXとWiMAX 2+、au 4G LTEに対応していますが、「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」ならau 5Gにも対応しています。
このうち、発売日が古い「WiMAX HOME 01」と「Speed Wi-Fi HOME L01/L01s」は、本家のUQ WiMAXのみで取り扱いがある機種です。
料金がお得なプロバイダ各社での取り扱いは、新しい機種である「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」と「WiMAX HOME 02」に限られるため、この記事では対象機種を「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」と「WiMAX HOME 02」に絞り徹底比較していきたいと思います。
〇「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」と「WiMAX HOME 02」のスペック比較
機種名 | Speed Wi-Fi HOME 5G L11 | WiMAX HOME 02 |
サイズ | 約70(W)×182(H)×124(D)㎜ | 約50(W)×118(H)×100(D)mm |
色 | 白 | 白 |
重さ | 約599g | 約218g |
最大下り通信速度 | 2.7Gbps ※5G対応エリアに限定 |
440Mbps |
最大上り通信速度 | 183Mbps ※5G対応エリアに限定 |
75Mbps |
最大同時接続台数 | 有線2台、無線30台 | 有線1台、無線20台 |
有線LAN規格 | 1000BASE-T/100BASE-TX×1ポート | 1000BASE-T/100BASE-TX×1ポート |
無線LAN規格 | 802.11a/b/g/n/ac/ax2.4GHz/5GHz | IEEE802.11ac/11n/11a(5GHz帯) IEEE802.11n/11g/11b(2.4GHz帯) |
機能面 | – | Wi-Fi TXビームフォーミング スマホアプリから設定可能 |
Speed Wi-Fi HOME 5G L11
「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」は、通信速度の速さが最大の特徴です。5Gに対応しているため、下り最大2.7Gbpsというスピードは、WiMAXホームルーターの現行モデルでは最速となります。
5G対応エリアは現状、限定的ではありますが光回線レベルの速度を体験できるのはメリットです。同時接続台数も30台に規格がアップしているため、より多くのデバイスをつなげることができます。
また、専用アプリをインストールすることで、ルーターの通信状況や電波状況を簡単に確認することが可能です。
WiMAX HOME 02
「WiMAX HOME 02」は一つ前の最新機種で、前モデルの「WiMAX HOME 01」と比べて容積が40%もダウン、重さも約338gから約218gまで軽量化されました。
特に機能面が充実しています。WiMAX 2+のエリアで電波が届きにくい場合に送信パワーを上げるWiMAXハイパワーに対応しているため、Wi-Fi接続がより強化されています。
また、スマートスピーカー「Alexa(アレクサ)」搭載のホームルーターのため、音声で通信使用量を確認する、ゲストSSIDのON/OFFを変更する、といった利用が可能です。
「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」をおすすめする理由
本サイトでは、2021年6月に発売された最新機種「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」をおすすめしています。
その理由は、以下の通りです。
通信速度が最大2.7Gbps
「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」の通信速度は、下り最大2.7Gbps。「WiMAX HOME 02」の6倍の速さです。
下り速度はデータをダウンロードする時のスピードを意味しており、速ければ速いほど大容量データをサクサク処理することができるため、動画やゲームをストレスなく楽しめます。
データをアップロードする時のスピードである上り速度は両端末で変わりありませんが、下り速度の差が6倍というのはやはり大きいですよね。
下り最大2.7Gbps の条件
ただし、「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」で下り最大2.7Gbpsという速度を出すためには、5Gのエリア内でなければなりません。しかし、5G対応エリアは一部の都市に限定されています。
そのため、少しでも速度にこだわりたい方は、お住いのエリアが5Gに対応しているかどうかを事前に確認しておきましょう。5G対応プランは月額料金が高いため事前確認は必須です。
〇WiMAX 5G対応エリア
https://wimax-broad.jp/price/5gwimax.php
なお、5Gのエリア外の場合、4GLTE回線とWiMAX2+回線を利用する他ありません。
最大同時接続台数がより多い
「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」の同時接続可能台数は、有線で最大2台まで、無線で最大30台まで。
これは、「WiMAX HOME 02」の1.5倍に相当する数字です。
最大同時接続台数が多いということは、それだけ通信が安定しているということですので、家族で回線を共有しているなど接続デバイスの数が多い方は「Speed Wi-Fi HOME L02」を選ぶ方が安心できるのではないでしょうか。
WiMAXホームルーターがお得なプロバイダはこの2社
WiMAXは、プロバイダによって回線の品質が変わるということはありません。ですが「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」の取り扱いをしているプロバイダ会社は数少ないです。
下記プロバイダ会社は「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」を取り扱いしていて、ともにお得な内容になっているため、どちらかを選ぶことをおすすめします。
Broad WiMAX | カシモWiMAX |
>>5,000円キャッシュバックが付いている「Broad WiMAX」 |
>>新規契約なら月額料金が安い「カシモWiMAX」 |
Broad WiMAX|5,000円キャッシュバック&機種が多い
BroadWiMAXで「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」に加入すると、5,000円キャッシュバックされます。端末代も無料で月額料金も2年間割引されるため、お得に始めることが可能です。
「WiMAX HOME 02」の機種もしっかり用意。月額料金が安いホームルーターの方がいいという方には嬉しいポイントです。なお、カシモWiMAXにはWiMAX HOME 02の取り扱いはありません。
〇Broad WiMAXのWiMAXのプラン
ギガ放題プラン | ライトプラン | ギガ放題プラスプラン |
月間通信容量:無制限 ※3日で10GB制限 |
月間通信容量:7GB | 月間通信容量:無制限 ※3日で15GB制限 |
初月~2か月目:2,999円 3か月目~24か月目:3,753円 25か月目~:4,413円 |
初月~24か月目:2,999円 25か月目~:3,659円 |
初月~24か月目:4,763円 25か月目~:5,313円 |
※税込表示
また、ギガ放題プランとライトプランであれば、他社回線の解約金を最大19,000円(非課税)まで現金で補填してくれます。対象の回線は、光回線・ADS・ケーブルテレビ・ポケットWi-Fiなど今の回線の更新月を気にすることなく乗り換えられるので便利です。
解約金補填額の入金は、申し込みの6カ月後ですので、適用条件を確認しながら手続きを進めてください。
カシモWiMAX|月額料金が安い
同じ「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」でありながらBroad WiMAXよりも月額料金が安いです。
カシモWiMAX「高速通信5Gプラン」 | Broad WiMAX「ギガ放題プラスプラン」 |
初月:1,480円 2か月目以降:4,455円 |
初月~24か月目:4,763円 25か月目~:5,313円 |
※税込表示
また、「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」も取り扱いをしていて2021年11月5日以降であれば最新機種を利用できます。
他社からの乗り換えをしなければ、料金メリットがあるのはカシモWiMAXです。
ホームルーターの特徴とは?ポケットWi-Fiと比較
ここからは、ホームルーターの特徴について、ポケットWi-Fiと比較しながら解説していきたいと思います。
ホームルーターとは、コンセントに挿すだけですぐにWi-Fi接続ができる置き型のWi-Fiルーターのことです。光回線のように工事をする必要がなく、機器が届けばすぐに使えるといったメリットがあります。
また、WiMAX回線のホームルーターはWiMAX回線とau回線を利用しているため、希望する光回線がエリア外の地域や、光回線が導入されていない集合住宅でも使えることが多いです。
ポケットWi-Fiとの違いについて
ホームルーターは据え置き型のWi-Fiルーター端末のため、ポケットWi-Fiのように外出先に持ち出して使うことはできません。充電機能もないため、停電時に利用することも不可能です。
その代わり、「WiMAXハイパワー」モードや「Wi-Fi TXビームフォーミング」といった機能が搭載されているため、電波強度はポケットWi-Fiの端末よりも強く、繋がりやすいというメリットがあります。
同時接続台数もポケットWi-Fiより多いため、家族で回線を共有している方にもおすすめです。
〇同時接続台数比較
ポケットWi-Fi | ホームルーター |
Galaxy 5G mobile Wi-Fi:10台 Speed Wi-Fi NEXT W06:16台 Speed Wi-Fi NEXT WX05:10台 |
Speed Wi-Fi HOME 5G L11:32台 WiMAX HOME 02 :21台 Speed Wi-Fi HOME L02:42台 |
WiMAXホームルーターの月額料金や契約期間について
WiMAXのホームルーターのプランは、WiMAXのポケットWi-Fiと同じプランとなります。そのため、金額や通信容量が変わることはありません。
たとえば、Broad WiMAXの場合、ポケットWi-Fiであってもホームルーターであってもギガ放題プラン・ライトプラン・ギガ放題プラスプランの3つから選択します。
ギガ放題プラン | ライトプラン | ギガ放題プラスプラン |
月間通信容量:無制限 ※3日で10GB制限 |
月間通信容量:7GB | 月間通信容量:無制限 ※3日で15GB制限 |
ギガ放題プランなら月間の通信容量は無制限ですが、いずれのプランも3日間で10GBという短期的な容量制限は存在します。
短期容量をオーバーすると、翌日18時頃から翌々日2時頃まで速度が1Mbpsとなる速度制限がかかりますが、その期間が過ぎると制限は解除されます。
WiMAXホームルーターのデメリットについて
便利なWiMAXホームルーターですが、以下のようなデメリットも存在します。
- 光回線より速度が安定しない
- 3日間10GBという短期間の容量制限あり
- 持ち運びはできない
こちらの内容も、事前に確認しておきましょう。
光回線より速度が安定しない
他のホームルーター回線と比較すると高速回線のWiMAXですが、やはり光回線と比較すると、通信の安定性は劣ります。
基地局からONUまで有線で繋がっている光回線と違い、ホームルーターの場合は基地局からルーター端末まで無線で繋がっているため、比較するとどうしても不安定さは否めません。
通信の安定性を求められるオンラインゲームを長時間プレイするなど、ヘビーユーザーの方は光回線の導入がおすすめです。
3日間10GBという短期間の容量制限あり
WiMAX回線には、3日間10GBという短期間の容量制限があります。(5Gプランだと3日で15GB)
月間容量が無制限のギガ放題プランも3日間10GBという制限の対象となるため、短期間の使いすぎには気を付けましょう。
持ち運びはできない
WiMAXに限らず、ホームルーターはコンセントに接続しないと使用できません。
基本的に自宅で利用するサービスですので、外出先での利用が多い方はモバイルルーター端末を選ぶことをおすすめします。
まとめ|「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」がおすすめ
通信速度や同時接続可能なデバイス数の違いなどから、WiMAXホームルーターの端末は5G対応「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」がおすすめです。
現時点で、上記を取り扱いしているプロバイダ会社は少ないため、特典内容を比較のうえ、どちらかのプロバイダにするかを決めましょう。
Broad WiMAX | カシモWiMAX |
>>5,000円キャッシュバックが付いている「Broad WiMAX」 |
>>新規契約なら月額料金が安い「カシモWiMAX」 |